毎日猛暑が続いておりますね。
どうか皆様、お身体に気を付けてお過ごしくださいませ。
この時季特に、高齢者の方には脱水症に注意して頂きたいです。
もともと体内の水分量が少ないため、少しの脱水でも重症化する恐れがあります。
症状が出る手前の「かくれ脱水」状態を発見し、早期に水分補給などの対応をしたいですね。
下記のチェック欄に一つでも当てはまったら「かくれ脱水」の可能性があるとされます。
□ 皮膚がかさつく
□ 口中が粘つく。唾液が少なくなった
□ 便秘になった。便秘がひどくなった
□ 手の甲の皮膚をつまみ上げて離した後、3秒以上痕が残る
□ 足のすねがむくむ。靴下のゴムの痕が10分以上残る
いかがでしたか?
脱水とは?
失うのは水分と、塩分などの電解質です。
水分不足だと脳や臓器への栄養素や酸素の供給が滞り、老廃物の排せつ能力が落ちます。
電解質不足は神経や筋肉の機能に障害を与えます。
脱水による熱中症は発汗、かゆみ、めまい、筋肉の硬直といった症状から下痢、嘔吐、発熱、心不全や呼吸不全に進み、最悪の場合は死に至ります。
高齢者が脱水症になりやすいのは、いくつもの理由が重なっているためだそうです。
例えば、
①最も多くの体液を含む筋肉の量が減る
②体内に水分をためる腎機能が低下する
③水分や電解質の補給源である食事量が減る
④トイレにいく回数を減らすために水分を摂らない
などです。
認知症によって、自分が水分補給したかどうか分からなかったり、喉の渇きを感じる脳の機能が衰えていたりすると、一層、脱水症のリスクは高まります。
周囲がきちんとした食事やこまめな水分補給を勧めても、飲みたがらないことも多いようです。
そんな場合、介護する側は「まず自分が五感をフル活用し、お茶ならお茶のおいしさ、色、香りのよさを感じて相手に飲みたいと思わせることを伝えると良い」そうですよ。
「のど乾く 感じる前に 水分を」
アイゼン、心の俳句・・・。