年を取り、歩いたり立ち上がったりする時に膝が痛むようになった人もいるかと思います。
高齢者の膝痛の原因として多いのが、「変形性膝関節症」です。
加齢で骨と骨の間でクッションの役割をする軟骨がすり減り、関節が変形します。
O脚やX脚の原因になるだけでなく、膝を動かす際に骨同士がぶつかり、炎症や痛みを引き起こします。
骨や軟骨を守るには、無理のない範囲で膝を支える筋肉を鍛えることが大切です。
特に意識したいのが、太もも前側の「大腿四頭節」といわれます。
膝を伸ばす時に働く筋肉で、歩行動作では足の着地時や反対の足を振りだす時などに膝関節にかかる負担を和らげます。
おしりの外側の「中殿筋」を鍛え、体の左右のバランスを整えることも大切です。
膝の負担を考え、体重管理にも気をつけたいものです。
以下、新聞に載っていました運動をご紹介いたします。
★中殿筋トレーニング
①真っすぐ立ち、机や手すりなどをつかむ。
②姿勢を保ったまま、片足を真横にゆっくり開き、ゆっくり戻す。10回繰り返す。
③反対の足でも同様に行う。
★ふくらはぎのストレッチ
①高さ5センチ程度の台を置き、壁に背中をつけて真っすぐに立つ。台につま先を乗せ、かかとは床につける。
②深呼吸しながら、少しつっぱる程度にふくらはぎを20秒伸ばす。
③台から足を下ろして20秒休憩し、再開。3回繰り返す。
★足上げ運動
①あお向けで膝を伸ばしたまま、片足を床から30センチほど持ち上げる。
②その状態で、顔の方向に足首を10回動かし、ゆっくりと足を下ろす。
③反対の足でも同様に行う。
★太ももの筋トレ
①背筋を伸ばして、いすに座る。足の裏を床につける。
②つま先を上の方向に持ち上げ膝をゆっくり伸ばし、伸ばしたところで3秒止めた後、ゆっくり戻す。30回繰り返す。
③反対の足でも同様に行う。
*いずれも無理をせず、痛みが出たら中止しましょう。
「無理をせず 足・膝・筋トレ やってみよう」
アイゼン、心の俳句・・・。