お客様の母で、認知症を患う方がいらっしゃいます。
ずっと外で仕事をし、化粧を欠かさなかったお母様。
退職して旦那様が亡くなると、ほとんど化粧をしなくなったそうです。
娘さんは、母に化粧をしてあげることにしました。
すると、母は見違えるほど元気になったそうです。
認知症の人に対して、
「もう、わからないから外見なんかいいでしょう」
という家族も少なくありません。
でも、化粧をすると自尊心が高まったり、
日常生活能力や認知機能が改善したりするとの研究結果もあり、
最近の医療現場では、リハビリテーションの一つとして「化粧療法」が注目されています。
認知症の人が、メークをしてくれる人と「若返ったね」などとやりとりすることも、プラスの感情につながります。
外出する意欲が高まり、前向きな気持ちになれることもあります。
化粧をするという行為そのものが、活動的で社会的だった自分を取り戻してくれるのですね♪
「お化粧で 見違えるほど 元気になり」
アイゼン、心の俳句…。