先日、神経難病のALSの女性に対する嘱託殺人がありました。
安楽死を求めることがあった一方で「少しでも長く良い状態で生きたい」と、生と死を見つめ続けた姿もあったといいます。
病状が進めば進むほど、死を思う時間が増えてしまうのかもしれません。
そんな中、愛知県東海市のある事業でALS患者が傾聴カウンセラーとして働き、高齢者の話を聞いて認知症予防につなげているという新聞記事をみました。
事業は、障害者が在宅で就労できるようにと工夫しています。
高齢者へのカウンセリングでは、テレビ電話で、若いころの話などを聞いて共感しながら、元気を引き出す回想法をしているそうです。
高齢者もカウンセラーとして働く側も「外にでられないことが多いけど、人と話ができると世界が広がり、繋がりができる」と楽しそうです。
障害があるから何も出来ないなんてありません。
社会には支援を受けて暮らす患者も多くいるのに、病状も知らない、介助をしたこともないのにイメージだけで語ると、その人は生きる意欲をなくしてしまいます。
行政を含めて、支援は十分に組むことができる、どんな状況でも「生きる選択ができる社会」にならなければなりません。
「生きたいと 思える環境 作ろうよ」
アイゼン、心の俳句…。