認知症介護が終わると、相続の問題が生じることもあります。
介護に全く関わってこなかったのに、亡くなった後に法定相続分の取り分けを主張するというケースは少なくないそうです。
介護を頑張ってきた後の相続トラブルで、心が病む人もいるそうです。
法定相続では、相続人の意思が反映されません。
そこで、相続人全員で話し合い、分け方を決める手続きが遺産分割協議です。
ただ、家族内に葛藤があると、相続について穏やかに語ることは困難です。
特に介護は、特定の一人に負担が集中し、ほかの家族が遠ざかるようになるため、家族内で不公平感を広げてしまうのです。
認知症の親の介護は、子ども全員で担うのが理想です。
でも、親と相性が合わなかったり、遠方に住んでいたりして、関わることができない子どももいます。
介護が始まったら、なるべく早い段階で、介護の役割分担と、相続の問題について話し合うことが理想です。
「将来の 相続介護を 話し合い」
アイゼン、心の俳句…。