高齢化に伴い、認知症が原因で行方不明になる人が増えているそうです。
認知症の人は目的を持って出かけても、何をしに来たかを忘れがちです。
今いる場所も分からなくなって不安になり、むやみに歩き回るうちに道に迷うことが多いのです。
警察庁によると、全国で一昨年、認知症が原因で行方不明になった人は1万7千479人。
統計を取り始めた2012年の2倍近くに膨らんでいるそうです。
私にもこんな経験があります。
6~7年程前の夏、深夜2時頃家で窓を開けて寝ていると、外から女性の声が聞こえてきました。
窓からのぞいてみると、高齢の女性が、パジャマ姿のはだしで「痛い・・・痛い・・・」と言いながら、歩いています。
警察に電話し、警察官が到着するまで、声掛けの基本、
〇驚かせない
〇急がせない
〇自尊心を傷つけない
をもとに、そっと後ろをついて見守っていました。
その後、無事に警察官と会いパトカーに乗っていかれました。
認知症の人の家族は、近所の人やお店の人が顔を覚え、日頃から見守りに協力してもらえるようにするといいですね。
地域全体で認知症の人と家族を支えていく体制作りが不可欠です。
「行方不明 住民連携 声掛けも」
アイゼン、心の俳句・・・。