重大な仕事から解放された時、人はうつ状態になることがあります。
専門用語では「荷下ろしうつ」と呼ぶそうです。
認知症の介護を始めると、介護者は自らの生活の多くを費やさなければならなくなります。
それはつらい事も多い反面、実は介護者にとって支えにもなっています。
「誰かに必要とされている」という感覚は、私たちの自己肯定感を高めるからです。
仕事や趣味をやめて、介護に専念される方が少なくありません。
「介護する自分」という役割だけになると、その役目が終わった時に喪失感が強くあらわれます。
家族をみとって介護を終えたら、自分を解放してください、と専門家は言います。
以前のように仕事や趣味に打ち込んでも、新しい世界にいどんでもいいのです。
元気にやっているあなたの姿に、天国にいる家族はきっと喜ぶはずです。
「みとったら 自分を解放 自分時間」
アイゼン、心の俳句・・・。