高齢者を相手にした契約トラブルが相次いでいるとの新聞記事を見つけました。
それは、詐欺的な商法ばかりではありません。
まっとうな企業のまっとうなサービスでも、理解できないまま高齢者が契約すれば、それはトラブルにつながるのです。
例えば、ガスと電気などの小売りの自由化です。
国民生活センターは「トラブルの内容は執拗、強引など圧倒的に勧誘の関係。自由化で顧客の獲得を競っている可能性が高い」とみています。
無関係の大手会社の名を告げて、契約を勧める業者も一向になくなりません。
自由化を機に、センターはホームページで経済産業省とともに注意を呼びかけました。
しかし、状況は変わりません。
生命保険の勧誘でも高齢者が狙われました。
中でも、2019年に保険の不正販売問題が発覚したかんぽ生命保険と日本郵便は悪質でした。
高齢者を巡るトラブルが多いことは、消費者白書からもみてわかります。
消費者センターの約3分の1が高齢者がかかわる相談でした。
高齢者の3Kと呼ばれる金・健康・孤独 への不安が狙われています。
高齢者は家にいるのでアプローチがしやすいようです。
この話は次回も続きます…。