介護者がほかの家族メンバーに何かお願いをする場合のコミュニケーションのポイントとして、第一は相手の立場を理解して、話すタイミングや時間を考えることです。
第二は自分が訴えたい気持ち、相手にやってもらいたいことを明確にしておくことです。
お願いをする前に、きちんと整理しておきましょう。
第三は「あなた」ではなく「私」を主語にして語ることです。
「あなたは無責任だ」「どうして手伝ってくれないのか」というのではなく、「私には休憩が必要です」「私はあなたと介護について話がしたい」と話すのです。
第四は、助けを差し出してくれる人がいたら、躊躇することなく「お願いします」ということです。
そうした瞬間を逃すと、ほかの家族メンバーは「助けがなくても大丈夫だろう」と思ってしまいます。
第五は、「感謝」の気持ちを述べること。
前回のブログでも書いたように、「感謝」は介護者自身の精神にも良い影響を与えます。
コミュニケーションが乏しいと、間違った情報を信じたり、想像や感情ばかりが先行したりして問題が生じます。
聞く側の立場を理解し「感謝」を伝えましょう!
「聞く側の 立場を理解し 語り合う」
アイゼン、心の俳句・・・。