前回のブログで少しふれた「回想法」。
高齢者が昔を思い出すことで、認知機能の維持につながるとされる心理療法のことです。
障がい者がカウンセラーを務め、自宅からビデオ通話で介護施設の入所者と会話する取り組みが、新聞に紹介されていました。
このビデオ通話の仕組みは、「寝たきり社長の上を向いて」の佐藤仙務(ヒサム)さんが考案した独自のサービス「回想フォン」です。
佐藤さんは、障がい者が障がい者の話を聞くピアカウンセリングを8年ほど前に始めたのがきっかけだそうです。
回想フォンでカウンセラーとなる障がい者らは、養成講座を受け「オンラインピアカウンセラー」を取得。
愛知県では4つの介護施設と契約して働いているそうです。
利用者は楽しんでやっている様子です。
コロナ禍の中では外出や面会が制限され、外とつながる貴重なツールです。
最近の記憶の保持が難しい認知症ですが、昔の記憶は比較的保たれています。
回想法による会話で脳が活性化し、精神的な安定や症状の進行予防も期待できます。
「花咲かす 昔ばなしで 盛り上がる」
アイゼン、心の俳句…。