家族間の関係性を改善させるために「ジェノグラム」と呼ばれる家族関係図を活用して、病気やひきこもりなどの心の問題にアプローチをする家族療法があるそうです。
祖父母や子供、孫ぐらいまでの範囲の三世代の家系図のようなものを作り、今どこに住んで何をしているのかなど、それぞれの情報を書き込みます。
家族で思い出を語り合うことで、互いの理解を深めたり、ぎくしゃくした関係を改めたりすることにつなげます。
家族との関係や昔を思い出すことで認知症の人の「感情記憶」が刺激され、気持ちが穏やかになることが期待できます。
認知症の人の家族は古い写真を使い、関係図の上に貼ります。
この作業の中で家族はあれこれと思い出を思い出します。
人生の節目や大変だったころの思い出話や写真は、いつまでも家族のつながりえを深めてくれるものなのです。
「家族図で 思い出語り 穏やかに」
アイゼン、心の俳句…。