認知症介護をしていると、ストレスから怒りの感情がわき上がるものです。
夜中に何度も起こされたり、家族が介護に協力してくれなかったり…。
怒りのあまり、認知症の家族に暴言を吐いたり、手を上げたりして、自分が嫌になってしまう介護者も少なくありません。
介護は「許す」ことで楽になります。
「許す」のは相手のためでなく、自分の成長のためだと思ってください。
「許せない」という感情を抱えたままだと、本人の生活や人生の重荷になり、心身に悪い影響を与えます。
「許せない」という感情を都合良く消すことはできませんが、気持ちの持っていき方によって「許す」ことはできます。
例えば、
「相手は病気なのだから仕方ない」
「家族が介護を手伝ってくれないのは仕事が忙しいから」
などと考えるのです。
「そんなことでは怒りが収まらない」という人もいるでしょう。
その場合はノートに怒りの言葉を書いてください。
書いているうちに冷静になり、感情が整理されていきます。
「まあ、いいや」と思えた時、心は成長しているはずです。
「許すとは 心の成長 大切に」
アイゼン、心の俳句…。