精神科領域に、植物を育てることで心に良い効果をもたらす「園芸療法」という治療法があるそうです。
九州大学の研究では、園芸療法が認知症の人の認知機能を改善させることが示されたそうです。
研究では、認知症の高齢者に四ヶ月間、二週間に一度のペースで夏野菜などの植え付けや手入れ、収穫を体験してもらいました。
すると、高齢者同士のコミュニケーションが増え、自発的に水やりをするようになったほか、花の名前を思い出すといった効果が認められたとのことです。
アメリカの危機予防研究所によると、園芸に期待される三つの効果があるそうです。
一つ目は筋力の維持や、関節が動く範囲の改善、柔軟性の向上といった身体への効果。
二つ目は計画性や問題解決能力、順序づけて考えるちから、記憶力、注意力など、認知面での改善効果です。
三つ目は草木の成長や開花を見守ることで目的達成の喜びを感じたり、園芸仲間と一緒に体験することで社会性が高まったりといった感情面における効果を挙げています。
私たちは植物とともに暮らし、癒しを得てきました。いつまでも穏やかに暮らしていきたいものですね。
「園芸で 心も身体も 癒されて」
アイゼン、心の俳句・・・。