車のブレーキとアクセルを踏み間違えたと事故を起こすニュースをよく耳にします。
75歳以上は、運転免許の更新の時に認知機能検査を行うことが義務付けられていますが、75歳未満の高齢者であっても注意が必要です。
運転に必要な三つの段階を紹介したいと思います。
第一は目的地、時間、経路の選択という「計画性」
第二は車間距離、スピード調整、人や障害物の回避という「運転技術」で、
第三はブレーキ、アクセル、ハンドルなどの「操作能力」です。
自動車運転で活用される脳の部位は、前頭葉という頭の前部や頭頂葉という部分だそうです。
記憶障害に関する海馬という部分に問題がなくても、前頭葉や頭頂葉に障害が起きると、人や障害物の回避などの認知が弱まり、事故につながります。
高齢の方で、信号の見落としや車間距離の調整に衰えが生じるようになったら、たとえ記憶がしっかりしていても、検査が必要になります。
多発性脳梗塞が生じやすい高血圧症、不整脈、糖尿病、肥満、喫煙などがある方は特に注意が必要です。
「運転は 何歳になっても 要注意」
アイゼン、心の俳句…。