介護保険が始まり、20年経ちました。
社会で介護を支えることを目指して始まった制度は生活に定着し、欠かせないものになりました。
ですが、高齢化の進展に伴い、費用も急増、そのひずみも表れています。
介護保険は当初、全国一律で同じサービスが受けられるはずでしたが、要支援の人の生活支援は、2015年から保険の給付対象から外れ、市町村の事業になりました。
自治体の財政力で地域格差が生まれていることや採算が合わない民間業者が撤退している現状です。
今後、団塊の世代が75歳以上を超え、訪問介護を利用する人が増えることでしょう。
介護保険制度とは?
介護が必要と認定された高齢者らに介護サービスを提供する公的保険。
市区町村が保険者で、保険料は65歳以上の高齢者は原則年金から天引き、40~64歳は健康保険料と一緒に徴収される。
要支援1から要介護5までの認定を受けると、要介護度に応じて使えるサービスの限度額が決まる。
次回も介護サービスについて、お話します。