介護を一人で引き受け、他人が手助けしようとしても「申し訳ない」「自分がやるから大丈夫」と答える人がいます。
介護のために仕事を辞め、趣味や娯楽まで犠牲にする人もいます。
「自虐的世話役」という性格特性を聞いたことがあるでしょうか?
世話を求める人に対してとても面倒見が良く、頼まれるといやとは言えず、多くの仕事を抱え込んで心と体の消耗を繰り返す。
自分が休んだり遊んだり、他人の世話になったりする事を悪いと感じやすく、休みも取れない。自虐性があり、無理をすることがやりがいや生きがいになるといった特性です。
介護のストレスから怒りの感情が沸き上がっても、その感情すら「いけないことだ」と自分を責める要因になることもあります。
介護者が自らをケアするには、好きな音楽を聴いたり花を見たり、おいしいものを食べたりと、自分だけの時間を作ることです。
ただ、「自虐的世話役」の特性を持つ人は、自分をケアすることにさえ罪悪感を抱いてしまいます。
休んだり、自分だけの時間を作ったりすることは、自分のためだけではなく、愛する人のためだと考えてください。
「要注意 自己犠牲より 休憩を」
アイゼン、心の俳句・・・。