認知症を題材にした小説を読んだり映画をみたりすると、共感することが多く、自分だけが大変なのではない!と、気持をコントロールできる方もいるようです。
作品の登場人物に自らの一部を重ねていく心理的過程を専門用語で「同一化」と呼ぶそうです。
そのような物語を読んだり見たりすると、自分を同一化した登場人物が自分に代わり、介護の苦悩や葛藤を乗り越えていく姿に、共感したり、将来の展望を抱いたりすることで介護者は心の栄養や支えを得ることができます。
家族が認知症になると、誰もが最初は「信じたくない」「考えたくない」という否認が働き、関連する作品に触れることも避けがちです。
でも、勇気を持って、認知症介護を扱った小説や映画に触れてみてください。
きっと希望が見つかるでしょう。
「映画みて 介護者の心を 落ち着かせ」
アイゼン、心の俳句・・・。