私たちは家族と死別した直後は、葬儀、相続の手続き、世話になった人へのあいさつなどに追われます。
しかし、ひと段落して考える余裕が出てくると、亡くなった人に対して
「あれをやってあげればよかった」
「なんであんなことを言ったのだろう」
「もっと〇〇できたのに」
といった後悔の気持ちが沸き上がってきます。
同時に「もうあの人はいないんだ」
「これからどうやって生きていこう」
と不安が生じてきます。
日々介護に追われる介護者は、過去も未来も考える時間を持てない人が少なくありません。
しかし、目の前にやるべきことがある方が「今」に没入でき、余計なことを考えなくて済むともいえます。
「忙しさへの逃避」
という言葉があります。
多忙さは葛藤や不安を考えないようにさせる心の防衛となります。
介護している人はとりあえず、今日やるべきこと、今やるべきことに専念してみましょう。
「没入し 心の防衛 してみよう」
アイゼン、心の俳句・・・。