名古屋市は、自治体としては全国でも珍しい、高齢者の排泄ケア専用のコールセンターを設けています。
2022年5月から運営を委託されている名古屋市総合リハビリテーション事業団によると、約1年間半で2479件の相談があったようです。
相談者は本人がおよそ半数を占め、家族も4割です。
内訳は、ポータブルトイレなど「福祉用具の相談」が43%、それ以外に「おむつ類の選定・使用方法」が13.5%。
同プラザでは、定期的に介護者向けの教室を開き、参加者にアンケートを行っています。
目立ったのが、商品の選び方にまつわる悩み。
「選択が正しいか分からない」が20.3%、「選び方がわからなかった」も18.8%といいます。
正しい着け方がわからず、「排せつ物が漏れた」も多い意見だそうです。
トイレで排泄するのが難しい人のための大人用紙おむつ。
高齢化が進み、介護現場での需要は伸びる一方です。
ただ、排せつケアの専門家によると相談や情報交換をしにくい話題ということもあり、正しい使いを知らない人が多いといいます。
介護する家族から、「紙おむつを着けようとして本人に拒否される」という悩みが多いそうです。
認知症の影響だけでなく、排せつのミスを自分で認めることができなくて拒んだり、おむつの違和感や不快感に耐えられずにすぐ取ってしまうといった事情もあるようです。
介護者にとっておむつの拒否はつらいところですが、介護される人にとっても「排せつが深刻な悩みであることを理解して欲しい」そう。
あるアンケートでは、死と同じか、より悪いと感じるものの1位は「失禁」だそうです。
おむつに排せつすることを失禁と感じる場合、おむつ自体が耐えられなくなってしまいます。
人間の尊厳に関わる排泄、拒否する気持ちに理解を示したいものです。

「排せつと 尊厳不可分 理解して」
アイゼン、心の俳句・・・。
