認知症の妻を介護している夫、逆に、夫を介護している妻。
家族の介護をしていると、ついイライラしてしまうという方もいると思います。
例えば、
きちょうめんな性格で、計画通りに物事が進んだときに達成感や満足感を感じるタイプの方は、介護においても、そうなるかもしれません。
特に男性の介護者は、仕事で培ってきた「考え方」が介護でも無意識に出てしまうことがあるようです。
そんな「考え方」に反して、思い通りにいかないのが認知症です。
介護の目的を考えなおすことが大切です。
「誰のためにやるのかはてなマーク」
「何が目的なのかはてなマーク」
介護は、それを受ける人のために行うものです。
認知症で損なわれた日常生活能力を支援するのが認知症介護です。
相手の身になって考えるようにしてみると、
「今までやっていたことができないつらさ」
「わからないつらさ」
を想像するようにしたら、怒りが減るかもしれません。
こうした「考え方」は、感情と結びついています。
不安を感じると、
「早くやっておかないと大変になる」
と考えるようになるし、
気持ちが落ち込むと、
「何をやってもうまくいかない」
と物事を悪い方向に考えていきます。
そうなる前に、自らの「考え方」を見直してみるのもいいかもしれませんね。
「誰のため? 介護の目的 考えて」
アイゼン、心の俳句…。