一人暮らしを続けていた親が、何らかの病気(肺炎など)で入院をし、
しばらくすると、親が急にぼけてきて驚いた、という話を聞いたことはありませんか?
「薬が合わないからではないか?」
「きちんと対応していないのではないか?」
と、医師や看護師を責める方がいるそうです。
「病院に入院したらぼけが進んだ」
「施設に入ったら何もできなくなった」
そんな声を家族からでる時があるようですが、そうではないように思います。
認知症になると何もできなくなるというイメージがありますが、過去の記憶は保たれています。
何十年も住み続けた家では、認知症が進んだ人も一人で生活できたりします。
病気やけがで入院したのをきっかけに、初めて認知症が見つかるというケースが少なくありません。
離れて暮らす家族は
「まだ一人で生活できているから大丈夫」と、
不安を打ち消すように考えがちです。
一人暮らしの父親や母親の家に行ったら、よく観察してみてください!
●同じ物が買ってあったりしませんか?
●好きだったことへの興味がなくなっていませんか?
●最近、外出が減っていたりしないでしょうか?
認知症は早期発見が大切な病気です。
「大丈夫」と思い込み、対応が遅れないようにしましょう。
「一人親 異変をよくよく 観察を」
アイゼン、心の俳句…。