前回のブログ(10月16日)で、人生100年時代について書きました。
日本は、歴史的な高齢社会を迎えています。
少子化の進展と相まって高齢者比率(65歳以上)は、3割弱と世界一の高齢者社会となっています。
それに伴い、年間死亡者数も160万人を超える多死社会が到来するとも言われます。
多死社会とは?
死亡する人が多くなり、人口が少なくなっていく社会のことです。
特に、未婚率の増加で高齢者の独居率も上昇するため、孤独死の増加も懸念されています。
多死社会の現状と課題は?
現状
〇2025年問題
団塊の世代がすべて75歳以上(後期高齢者)に!
死亡者数が出生数を上回っています(2016年)。
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〇超高齢社会
課題
〇独居
未婚化が進んだ世代が高齢化する影響で、今後、高齢者の未婚率が上昇します。
さらには高齢者の独居率も上昇し、特に男性の1人暮らしが増えるようです。
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〇孤独死・孤立死
東京都監察医務院のデータでは、高齢者で1人暮らしの23区内での自宅死亡数は年々増加傾向にあるそうです。
2015年では3,000人を超え、1日あたり8.6人が亡くなっています。
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〇社会的孤立の懸念
孤立死をはじめ社会的孤立に陥る高齢者は多いです。
地域での見守り活動などが実施されているものの、実効力のある政策が求められています。
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〇社会保障の増加
高齢者の影響で医療・介護サービスが必要な人が増え、社会保障負担が高まります。
月額保険料も医療、介護ともに負担が増えます。
対策
〇社会的支援
自治会・ボランティア・NPOなど、地域での見守り活動などを実施。
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〇医療・介護
高齢者に対応し、政府は医療・介護を施設から在宅へという政策を進めています。
在宅で安心して暮らせるために、医療・介護の連携を強化、診療所など積極的に在宅医療を担う体制づくりが求められています。
国や地方は、高齢者が健やかに暮らし、爽やかに死を迎えられるよう、医療・介護・福祉・年金・雇用制度を整える必要があります。
「光ある 長寿社会を 迎えよう」
アイゼン、心の俳句・・・。