記録的な豪雨となった九州各地。
被災地の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
特に、特別養護老人ホームなど高齢者施設での入居者の多くが犠牲になりました。
豪雨などの自然災害で、特養など高齢者施設の被害が相次いでいます。
なぜなら、こうした施設は必ずしも安全な場所に立地しているわけではないからです。
避難が困難な高齢者の福祉施設の立地を見直す必要があります。
高齢化が進み、高齢者用の施設などは、都市計画上一般住宅では許可されない場所でも建設が許可されてきた経緯があります。
新規の福祉施設は、より安全な場所に限るなど、高齢化に合わせて拡大してきた立地政策を改めるべきです。
また今回の豪雨は、新型コロナウィルスの感染拡大後、初めて経験する大規模な災害となりました。
中部地方の自治体でも、コロナ対策を踏まえた避難所の運営指針を作り、間隔を空けて避難者の居住空間をつくったり、身を寄せる住民に定期的な検温を定めるなど、感染防止に工夫を凝らしているようです。
いつ起こるかわからない地震や、今後の台風・豪雨に備え、災害時の対処法に関して、家族でハザードマップの確認などもう一度話し合いをしましょう。