認知症の人が自分らしく暮らせる社会づくりは、政府の認知症対策推進大綱の柱の一つですが、実質的な取り組みは進んでいません。
一般的なデイサービスは体操や手作業などが中心で、安全にゆったりと過ごしてもらう考え方が基本です。
そこでは、「お世話をする」、「される」の関係になりがちです。
認知症の人が仲間とつながり、自分らしさを発揮できる「素」の自分になれる場所にできたらと、「働く」に注目し事業を設立した方がいます。
その事業では主に、デイサービスを行う事業所向けに研修プログラムを提供します。
認知症の人の「やりたい」思いを形にする視点や知識、技術などを伝えます。
他にも、認知症の人たちと地元企業などとをつなぐマッチング、新規事業などの支援もあります。
同じ理念を掲げる事業所同士で、互いに学び合うネットワークをつくり、情報共有も図ります。
認知症の人にやさしい街の基盤として全国に広がっていくといいですね。
「働く場 地域で生きる 支援願う」
アイゼン、心の俳句…。