一人暮らしの高齢者宅に、自治体が食事を届けるサービスが広がっています。
体調や自宅の立地などの関係で、買い物が大変な高齢者の利便性が向上するだけでなく、配達担当者が高齢者宅を頻繁に訪れるため、こまめな安否確認にもなっています。
食事と一緒に安心感を受け取れるサービスとして、高齢者の評判も上々のようです。
例えば、【愛知県一宮市の例】市がサービスを開始したのは2000年。
高齢者の食事の不便を解消するとともに、安否確認を充実させるのが目的でした。
そのため、弁当は原則、手渡しで、利用者に会えなかったら市に連絡をします。
連絡を受けたら、市職員は土日祝日も含めて、家族に連絡をしたり自宅を訪れたりして安否を確認します。
実際、80代の女性が、配達した事業者からの連絡によって救急搬送されて助かった事があったようです。
高齢者の単身世帯が増えており、今後、こうしたサービスの需要はますます高まります。
しかし、利用者が増えると、事業の財源をどうするかという問題が生じてきます。
配達にかかる費用を介護保険でまかなえるなどの仕組みも、考えていく必要がありますね。
「弁当で 安否の確認 安心を」
アイゼン、心の俳句・・・。