塗り絵は簡単な遊びのように感じますが、脳の広範囲の部分を使い、認知症の進行抑制に効果があることが分かってきているそうです。
塗り絵を始めてから30秒後に脳が活性化し、中程度から重度の認知症患者の脳機能が改善するとの研究報告もあるそうです。
塗り絵はいろんな色を使いますが、色そのものも、脳の活性化に良い影響を与えます。
私たちは五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)から情報を得ており、80%以上が視覚からの情報ですが、特に色に関する情報が最も多いことが知られています。
色彩が人の感情や意欲に与える影響を研究する「色彩心理学」という領域があるそうです。
最近ではこうした色彩心理学の知見を、老人施設の内装の配色などに取り入れる動きも広がっているそうです。
塗り絵には、好みの色を探し、手を使って塗り上げることによる脳の活性化と、色を眺めて心を癒したり、元気にさせたりする二つの効果があります。
好きな下絵を探して、家族で一緒に塗り絵を楽しんでみてはいかがでしょうか?
「やってみて 塗り絵で心 元気なる」
アイゼン、心の俳句…。