5月19日のブログでご紹介した、認知症対策の新大綱に盛り込む予定だった「予防」に関する初の数値目標。
政府は6月3日、この初の数値目標を取りやめる方針を固めたそうです。
5月公表の素案には、「70代の発症を10年間で1歳遅らせる」と明記していました。
しかし、認知症の関係団体や与党内から認知症になった人は努力不足という新たな偏見が生まれる」として反発が相次ぎ、方針転換したようです。
予防に関する科学的根拠が不十分の中、どうやって予防の目標を立てるのか?
数値目標だけ独り歩きするこを心配しておりました・・・。
運動や生活習慣の予防、人との交流といった認知症の発症を遅らせる可能性が示唆される取り組みを推進し、「結果として、70歳代の発症を10年間で1歳遅らせることを目指す」
とトーンダウンさせたようです。