最近、母親がよく「体調がよくない」、「気分が落ち込む」などと言います・・・。
この先の老後がとても心配になります。
皆さんの中には、親の老いに不安を抱いた経験はないでしょうか?
子世代の年間10万人が、介護を理由に職を辞しているそうです。
現状を放置すれば、本人や家族はもちろん、中軸の人材を失う企業にとっても痛手です。
介護は自分や家族の人生を一変させる大きな出来事。
なのに、多くの人はまだ先のことだと目をそらし、備えようとしない方が多いのです。
2度の介護離職を経験をしたある方が、介護離職を防ぐ「三つの知る」必要があるとお話をされていましたので、ご紹介します。
①親の老いを知る
親が忘れっぽくなったり、同じ話を繰り返したりするのは「軽度認知障害」の可能性が高いそうです。
この段階で見つければ、元に戻ったり、発症時期を遅らせたりできます。
ですが、「歳を取れば誰でもそう」と、結局は診察を受けるなどの行動は何もしない方が多いのです。
親の老いを知ることは、すべての出発点だそうです。
②介護ケアの仕組みを知る
勤めている会社の社内規則を知りましょう。
「育児・介護休業法」という法律により、「介護休業規定」などという名称で会社に定められているそうです。
③情報をつかんでいるプロを知る
制度や手続きに詳しい人は、「どこの施設に空きがでそう」というような、地域にある施設の事情にも通じています。
そういったケアマネージャーさんですと、仕事と両立できるプランを作るのに心強いそうです。
ケアマネさんとお話ができる、地域で開かれる「介護の会」などに参加し、話を聞いてみるのもよいそうですよ。
都合の悪い事に目をつぶっていては、何も行動が出来ません。
介護と仕事を両立させるためにも、親の老いを知っておきましょう。
「親の老い 目をそらさずに 受け止める」