厚生労働省が6月から特例措置で始めた介護報酬の上乗せ。
新型コロナウィルスの感染防止対策にあてるそうですが、上乗せ分は利用者も負担しており「感染防止の費用は全額公費で負担するべきだ」などと不満がでているようです。
特例措置は、デイサービスや通所リハビリなど通所系サービス、ショートステイなど短期入所系サービスが対象です。
厚労省によると、「コロナが終息するまでの時限的措置」として、利用者側の同意を得ることを条件に、実際のサービス時間よりも事業者が上乗せして請求することを認めています。
ただ、事業者が上乗せ請求すると、利用者の自己負担もあがります。
介護保険では要介護度別にサービスの支給限度額が決まっており、上限ぎりぎりまで使っている人は上乗せで限度額を超える可能性もあります。
緊急事態宣言が出た4~5月、多くの事業所が縮小や休業をしました。
厳しい経営が続いており、消毒液など感染防止対策の出費もかさんでいます。
コロナがいつまで続くかわからないため、利用者負担が膨らむ恐れもあります。
感染防止の費用は公費で負担して欲しいものです。
「利用分 全額公費で 負担して」
アイゼン、心の俳句…。