毎年12月4日~10日まで、人権週間です。
下のポスターは、今年の愛知県の人権ポスターです
メインポスターの他に、今年は6つの個別テーマのポスターと動画が作成されています。
その中に「感染症患者の人権」というテーマが設定されています。
そのキーワードが「恐ろしいのは、ウィルスだけではありません」です。
新型コロナウィルスによる感染症は「3つの感染症の顔」があり、これらが「負のスパイラル」としてつながることで、さらなる感染の拡大につながると言われています。
●第1の感染症の顔
病気そのもの
●第2の感染症の顔
不安と恐れ
●第3の感染症の顔
嫌悪・偏見・差別
咳や発熱などの症状があると、偏見や差別が怖くて、報告や受診をためらい、結果として感染を広めるということになります。
本来、恐ろしい敵はウィルスであるはずなのに、いつの間にか、感染した人や可能性のある人に敵をすり替えてしまうのです。
未知の感染症に対する不安などから、感染者や感染の疑いのある人への嫌悪感が生まれ、深刻な人権侵害が起き、感染対策や社会や経済の活動にも負の影響が出ているとされています。
新型コロナウィルス感染症は誰もが感染する可能性があります。
そのことに気づき、見えない敵であるウィルスへの不安や恐れを感じたときこそ、冷静に考えることが大切です。