老老介護の場合、介護者が突然亡くなることは珍しくありません。
介護は緊張を強いられることが多く、うつや不安障害など精神面の問題だけでなく、身体面にも影響が出てきます。
介護者が亡くなると、残された家族は誰が代わりに介護を担うのか、施設入所を考えるかなど、今後の介護について決める必要に迫られます。
このとき、一人に介護を任せていた家族ほど、混乱もやもやは大きくなります。
そして、盲点なのが相続の問題です。
介護者が亡くなると、その財産を分割する手続きに入りますが、それまで介護を受けてきた認知症の家族も相続の対象になりす。
認知症のメンバーがいると遺産分割協議はできませんし、認知症だからといって、相続対象から外すこともできません。
成年後見制度などの活用が必要となるため、専門家への相談など、家族が処理すべき問題は一気に増えます。
もし今、介護を担っている家族が倒れたら、どうすればいいのか?
誰が何をするのかといった役割分担と、経済的なことについて、事前に話し合って決めておきましょう。
備えをきちんとしておくことが、介護を頑張っている家族の気持ちを救うことにもつながります。
「介護者が 倒れる前に 備えよう」
アイゼン、心の俳句・・・。