新型コロナウィルスの新規感染者は、日に日に増加しています。
そのため、外出する機会が減り散歩する人が減ったような気がします。
感染リスクを減らすことは重要ですが、外出を控えて日光を浴びずにいると、私たちの心にはさまざまな不調が生じてきます。
例えば、季節性感情障害という病気は日照時間が短くなる秋ごろに憂鬱になったり、気分が晴れなくなったりするうつ病で、季節性うつ病、冬季うつ病とも呼ばれます。
季節性感情障害の患者に対しては、「光線療法」という明るい光を当てる治療を行うことがあるそうです。
そして、この光線治療は認知症患者にも有効なことが報告されています。
私たちには、日中に活動し、夜になると眠りにつく体内時計がありますが、認知症になるとリズムが乱れ、夜間に感情が不安定になったり、日中にうとうとしたりします。
こうした認知症患者に光線治療を行うことで、行動が改善し、転倒リスクも減ることが認められています。
光線治療とまでいかなくても、朝日を浴びながら、家族で一緒に散歩することはできると思います。
意識して日光に当たりましょう。
今年のブログは本日までとなります。
コロナに負けず、ゆったりとした年末をお過ごしください。
「日光を 浴びて心身 安定に」
アイゼン、心の俳句…。