「自宅で暮らすことが難しく、危険を伴うようになった」
「家族らによる介護が難しくなった」
介護の運営会社が一年以内に介護施設に入居した親族のいる20代~70代の2千人を対象に入居のきっかけを尋ねたアンケート結果です。
入居を検討し始めた時期については、「入居の1~6か月前」が52.4%68.7%は「もっと早く入居を検討すればよかった」との回答が出たそうです。
入るかどうかは別にして、施設探しは早めにしたほうが良いと聞きます。
施設選びの入り口は、立地と予算と言われます。
予算は入居する本人が、年金などの収入でまかなえる金額が原則です。
後々のトラブルを避けるため、親族で援助する場合は事前によく話し合いましょう。
予算や場所が決まったら、検索サイトを使えば、希望に沿う物件が示されます。
探すうえでの着目点としては、
①必要なケアの有無
②生活に楽しみはあるか
③スタッフとの相性
をお勧めします。
①必要なケアについては、ホームページや検索サイトでわかることも多いです。
たんの吸入や人工透析への対応など、求めるケアが提供できなければ選択肢からはずします。
②生活に楽しみがあるかについて、趣味などが施設で続けられるかどうかです。
「希望通りにはできなくても、こういう方法はできます」といった受け答えから施設の姿勢がわかります。
③スタッフとの相性について、施設長の対応と職員の言動から、信頼できそうかを判断します。
候補を絞ったあとは、3ヶ所以上は実際に見てにおい、清潔さ、雰囲気など、現地で確認して欲しいものです。
また、虐待防止の取り組みで具体的に何をしているのかを尋ねたり、職員の定着率も大切です。
納得のいく形かよく確認して介護施設を決めていきたいものですね。
「利用者と 施設の関係 大切だ」
アイゼン、心の俳句…。