加齢に伴い、声が出にくい、かすれてきたといった悩みを感じていませんか?
ここ数年はコロナ禍でコミュニケーションが減ったり、マスクの着用で声がだしにくかったりと、声の「老化」が進みやすい状況でした。
喉の健康を保つことの大切さとその方策について新聞に載っていましたのでご紹介します。
喉や声の衰えはどのようなメカニズムなのでしょうか?
専門家は、声を出す際に声帯を開閉するのに使う筋肉を「声筋」(こえきん)と名付け、「老けた声は、声筋が衰えてきたサイン」と解説しています。
本来声が出る時は、左右の声帯がピタッとくっついて振動していますが、声筋が衰えると隙間ができてしまい、しわがれ声になります。
声筋は足腰と一緒で、何もしなければ衰えていくそうです。
他にも声筋には、身体を安定させたり、踏ん張る力を出したりする役割もあるそうで、衰えると、つまづきやすくなったり、重い物を持ち上げにくくなったりといった全身への影響もあるといいます。
喉を閉じにくくなると、誤嚥性肺炎のリスクも高まります。
声が出にくくなる原因はこのほか、呼吸機能の低下や声を共鳴させる舌や口の中、鼻などの状態の悪化もあるといいます。
いずれもトレーニングや意識で改善することができるそうです。
①のーのー発生法
低音から高音まで続けて「のー」と発声した後、次は高音から低音に向けて「のー」と発声します。
②ストロー発声法
ストローをくわえて「うー」と5秒以上発生するのを繰り返します。
病気などの異常がないかチェックしたうえで、歌でも朗読でも好きなことで声を出すトレーニングをしましょう。
「発声で 喉の筋肉 鍛えましょう」
アイゼン、心の俳句…。