同じ経験、生きづらさ、葛藤、苦悩を抱えた当人や当事者同士が話し合い、支え合う支援は「ピアサポート」と呼ばれています。
ピアとは「仲間」という意味で、日本にはほかに、精神障害者の家族会、心臓病の子どもを守る会など、さまざまなピアサポートが存在します。
アドラーという心理学者は、私たちが幸せを感じるための三つの条件として、
①自分を認める(自己受容)
②他人を信頼する(他者信頼)
③他人に貢献する(他者貢献)
を挙げています。
つらい経験や苦労の多い認知症介護者同士が集まり、語り合うピアサポートは、この三つの条件を満たしてくれます。
同じ経験だからこそ信頼感があるし、他者から共感されることで自分を認めることができます。
また、介護で工夫している点を伝えることで、他人に対して貢献ができて、自己受容も高まります。
現在では厚生労働省も協力して、介護者のためのピアサポートの場を増やしているようです。
近くにあるピアサポートの場を探してみてはいかがでしょうか。
「介護者が 集い支えに なれる場所」
アイゼン、心の俳句…。