老親の介護を巡り、兄弟・姉妹はさまざまな感情や葛藤を持ちます。
相続や住居の問題も関係するので複雑です。
それぞれ家庭を持ち、人生を歩んでも、介護を前に協力の必要が出てきます。
アメリカで介護支援事業を展開している方は介護に関する家族ミーティングの方法を述べており、一番強調するルールは「過去の問題を話してはいけない」だそうです。
「兄は金ばかり使わせた」
「妹だけかわいがられた」
など昔の話を持ち出すと、親のための会議がけんかの場になります。
それを防ぐために公共の場所(喫茶店)などを使い、客観的な進行役を付けます。
ケアマネージャーや医療スタッフらが理想ですが、高校生や大学生の孫がやってもいいかもしれません。
遠くに住む人にもオンラインで参加してもらいます。
「現在の課題」を明確にし、できることを役割分担することから始めます。
月に一回、定期的に家族ミーティングを開くだけで、認知症ケアを一緒にしている感覚を持つことができるでしょう。
その時、仮に不仲な兄弟・姉妹であっても仲が良かった時代に戻れるかもしれません。
「できるだけ 家族の会合 定期的」
アイゼン、心の俳句…。