コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」を高齢者の健康づくりや社会との交流促進に生かそうという動きが広がっているようです。
眼球の動きや認知機能が改善したことをうかがわせる報告もあるほか、運営する人材の育成もすすんでいるそうです。
高齢者向けのレクリエーション人材の育成などを手掛ける民間団体によると、認知機能低下の防止などを狙ってeスポーツを取り入れる高齢者施設は増加しているそうです。
その数は協会が把握するだけで200以上で、自治体が介護予防の一環として、高齢者向けの体験会を開くことも増えているようです。
この動きを後押ししようと同協会は2018年から、遊び方を分かりやすく説明し、ゲームを楽しむ環境づくりなどに詳しい人材「健康ゲーム指導士」を育成しています。
オンライン講座などで、すでに2千人以上が誕生しているそうです。
介護事業所の職員や公務員のほか、福祉系のコースの高校生が受講するケースも。
集まってゲームをすることで、ゲームをしている人だけでなく、周りで見ている人も、会話やコミュニケーションが増えると波及効果があるようです。
eスポーツの効果を科学的に検証する研究では、ゲームをプレイした体験者の眼球の動きはゲームの先の動きを読むように変化し、認知機能を示す値も向上したといいます。
eスポーツをすることは、介護予防につながる可能性がありそうですね。
「eシポーツで シニアも交流 健康に」
アイゼン、心の俳句…。