介護保険サービスの施設には特別養護老人ホーム(特養)のほかに、介護老人保健施設、介護療養型医療施設や介護医療院があります。
いずれも要介護1~5の人が入所できます。
介護老人保健施設(老健)はリハビリテーションに重点を置いた施設です。
けがや病気で入院し、退院後に自宅で暮らすためのリハビリを受けたり、在宅で暮らしていて一時的に入所を希望したりする場合に利用します。
こうした役割から、在宅復帰を支援する施設、または病院や自宅の中間的な施設と言われます。
日常的な介護や看護だけでなく、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といった専門職によるリハビリを受けられます。
医師の指示を受け、階段の上り下りなどの訓練を行ったり、飲み込む機能が低下している人に口や喉の機能を高める体操などを行ったりします。
期間は3~6ヶ月が目安で、3ヶ月ごとに入所を続けることが必要かどうか検討されます。
自宅で暮らすのが難しく、特養などへの入所を希望する人の中には、一年ほど入所している人もいます。
造りと介護方法は特養と同様に、大人数の入所者を対象に介護する従来型と、少人数を生活単位といたユニット型に分かれます。
居室も個室と相部屋があります。
介護療養型医療施設と介護医療院は、病気などで長期療養の必要な人が、たんの吸引や胃に直接栄養を入れる胃ろうといった医療処置を受けられ、みとりにも対応しています。
介護医療院は、介護療養型に代わる施設として2018年にできました。
介護療養型医療施設は2024年3月で廃止されています。
「リハビリや 医療処置にも 対応だ」
アイゼン、心の俳句…。