認知症の親を介護している方の中には、
「何度言ったらわかってくれるの」
「周りは口を出すだけで介護の現状を分かっていない」
こうした言葉に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
相手を「分かってあげる」ためには、自分の「レンズ」ではなく、相手のレンズで知ることが大切です。
自分がどこにいて、誰かもわからなくなっていく認知症の人は、どんなふうに家族や周りを見ているのでしょう。
睡眠もろくに取れずに認知症の介護を続ける方は、どんな思いで毎日を過ごしているのでしょうか…。
相手のレンズで世界を見るのは難しいことですが、自分のレンズとは違うと理解することが、互いを尊重し理解につながるのです。
分かるのではなく、分かってあげる、「理解を提供」するということです。
少なくとも理解しようとしている姿勢を維持していきたいものです。
「レンズかけ 相手の見え方 理解しよう」
アイゼン、心の俳句…。