介護保険で貸与(レンタル)される杖や歩行器、手すりなどの福祉用具をめぐり、財務省の審議会が利用者による「購入」を提案し、介護現場が猛反発しているとの新聞記事をみつけました。
お偉いさん方、ケアマネジメントの費用など介護給付費の削減ばかり考えて、介護現場を分かっていますか
貸与ではケアマネらが定期訪問し、高齢者の状態変化に応じて用具の調整・交換などを行います。
購入では訪問しなくなり、状態悪化を見逃す可能性があり、自立支援に逆行しています。
身体が衰える中で、状態に応じて福祉用具を使い分けながら在宅で自立した生活を維持している方もいます。
独居や老々介護の家庭では、福祉用具の負担だけでケアマネの支援を受けられることが孤立対策になっている方もいます。
訪問では利用者の意欲、身体や住宅環境の変化もみています。
訪問がなくなったら福祉用具の破損や不具合、はたまた虐待までも見逃してしまうかもしれません。
「介護費も 自立支援も 削減か」
アイゼン、心の俳句・・・。