多くの人は、誰かから「必要とされる」という感覚で自らを維持しています。
子どもを育てたり、学生を指導したり、ペットの世話をしたりする時も、「親」「教育者」「飼い主」といった役割を意識し、ケアをする相手から「必要とされる」という感覚に支えられています。
ただ、介護者の場合は少し注意が必要です。
介護が日常生活の大部分を占めてくると、「介護者」としての役割だけに自らを落とし込んでしまいがちです。
そして、介護する相手が亡くなった時、うつ状態になる人も少なくありません。
「介護者」という役割とともに、自分自身を見失うからです。
大切なのは「介護者」以外の役割を保つこと。
介護があるからといって仕事を辞め、職場での役割を捨てるべきではありません。
時間の制約があっても、続けられる趣味はあります。
友人との関係も大切です。
電話やSNSなども使い、介護以外の話題を楽しみましょう。
「必要と される存在 大切に」
アイゼン、心の俳句・・・。