介護はキツイというイメージがあるかもしれません。
しかし最近になり、介護のポジティブイメージの研究が行われるようになりました。
アメリカのペンシルベニア大学により理論化された「ポジティブ心理学」が、介護にも活用され始めています。
この心理学では、人間の幸福感(ウェルビーイング)を五つの側面で考えます。
①ポジティブ感情
②没頭
③豊かな人間関係
④人生における意義
⑤達成感
です。
まず①ポジティブ感情を考えてみましょう。
愛、喜び、安らぎ、興味、楽観など自分に良い気持ちにさせる感情です。
元気な介護者は、
●過去より現在を重視する
●できたことを喜ぶ
●悲観的より楽観的
●新しい学びを喜ぶ
など前向きです。
自分自身をケアする「安らぎの場所と時間」も持っています。
認知症の父の手をさすって「仕事をがんばってきた手だね」とか、「今日はたくさん食べてくれた」「お母さんがわらってる」と愛情を抱くことも忘れません。
皆さんの介護にもきっとポジティブ感情があるはずです。
この話は続きます・・・。