一生懸命介護をしていても、子であることを忘れられ、よかれと思ってやったことを怒鳴られ、気持ちがなえてしまう、といった人は多いと思います。
そんな時、介護者は「親や配偶者が問題なのではなく、認知症が問題なのだ」と、介護で学習した「外在化」によって気持ちを立て直し、介護に向かいます。
昔の家族写真を見ながら「認知症になっても母(父)は母(父)、妻(夫)は妻(夫)」とモチベーションを維持する人もいます。
介護をしつつ自分の老後や健康を考え、「誰もが老いて最後には亡くなる。だから毎日を大切に生きよう」と、人生を再考する人は少なくありません。
介護をすることで自己中心的だった人生を反省し、社会貢献に気持ちが向く人もいます。
家族介護で得た経験を他の人にも役立てたいと、介護の仕事につく人もいます。
何より介護者の多くは日々の介護で健康の大切さを知ります。
私たちも心身が疲れた時は休養を取りましょう。
休養は、人生の意義を考える機会を与えてくれるはずです。
この話は続きます・・・。