STAFF BLOG アイゼンのスタッフブログ

認知症本人の声を生かす

認知症の人本人の意見を集め、施策の立案に生かす自治体が増えているようです。

 

「水道の蛇口を閉め忘れたら、もう蛇口を触らないでと言われる。同じ失敗でも、認知症でない人はそうは言われない」
「だから失敗したことを隠したくなる。認知症の人は皆そうだと思う」
認知症の人から具体的意見を聴取しよりよい暮らしと活躍をしてもらう取り組みを考えます。

 

第一の指針として「認知症・認知症の人への先入観の払拭」を掲げます。
認知症になると何もわからなくなる、介護が大変といった否定的なイメージを拭い去る狙いです。

 

認知症の人が「迷惑をかけて申し訳ない」と思わないような街づくりを!
道に迷って困っても「認知症です」と言える街づくりを!
などを望む声がでているようです。
これを受け、認知症本人や家族の声を聴く「街かどケアカフェ」などの場所の拡大を検討。

 

本人に聴くことは時間も手間もかかるし工夫もいりますが一緒に考えないと施策を進められません。

 

政府の関係閣僚会議が2019年にまとめた認知症施策推進大綱では、「認知症の人本人の視点を施策の企画・立案や評価に反映するよう努める」と明記されています。
行政と本人と一緒に施策を練り上げる姿勢が求められています。

「本人の 声を生かして 取り組みを」
アイゼン、心の俳句…。

夕暮れ時の不安

9月も下旬となり、だんだんと日が短くなってきました。
夕暮れになると、なんだかさみしさを感じませんか?

 

夕暮れは、認知症の人にも影響を与えるようです。
日が暮れてくると「そろそろ家に帰る」などと言い出し、自宅へいることを忘れて外へ出ようとする人もいます。
独り言が増えたり、制止する家族に怒りだしたりすることもあります。
このように、夕方から夜にかけて、認知症の人の気持ちが不安定になる状態は「夕暮れ症候群」と呼ばれ、患者の10%ぐらいに認められるようです。

 

一般的に、夕暮れ時は仕事を終え、家に帰る時間です。
「家に帰って夕食を食べる」といった若い頃からの習慣は、認知症が進んでも残っています。
また、夕方以降は脳の覚醒度も低下するので、混乱が生じやすくなるともいわれます。

 

認知症の人が利用する施設でも、日が暮れてくると落ち着かなくなったり、外に出たがったりする人がよくいるそうです。
職員たちはいろいろな工夫をして、落ち着かせようと奮闘しています。
例えば、脳の覚醒度を保つために積極的に話しかけたり、音楽やテレビを楽しんでもらったり、眠気が生じないように明るくしたりしているそうです。
「晩御飯を用意したので一緒に食べましょう」と話を合わせたりもして、気持ちに寄り添います。
施設内や近所を一緒に歩くだけでも落ち着くことがあるようです。

 

「しっかりしてくださいここは家ですよ」などと強い口調で現実を押し付けないであげてください。
認知症であってもなくても、夕暮れ時はさみしく感じるものです。

「夕暮れ時 さみしさ不安が 募ってくる」
アイゼン、心の俳句…。

新たな住宅セーフティネット

賃貸住宅への入居を断られやすい高齢者や障害者らに、民間の空き家や空き部屋を紹介する国の「新たな住宅セーフティネット制度」があります。

 

登録物件は60万戸を超え、希望に沿った住まいが確保できた人もいるでしょう。
一方で、家賃減額などの経済的な支援は限られ、低所得者らが利用しにくいなどの課題も浮かびあがっているようです。

 

この制度は、高齢者や障害者、世帯月収15万8千円以下の低所得ら「住宅確保要配慮者」の
◆入居を拒まない賃貸住宅の登録
◆登録住宅の家賃減額などの経済的支援
◆要配慮者の居住支援
の三本柱。

 

従来の公営住宅に加え、増加する民間の空き家などを活用する新制度として2017年10月に始まりました。

 

居住支援を担うのが、都道府県が指定する居住支援法人です。
全国で約450の株式会社やNPO法人などが指定されています。
主な役割は、登録住宅以外も含めて、入居可能な物件情報を要配慮者に提供すること。
時には不動産会社や物件見学に同行します。
入居者の孤独死や家賃滞納に対する大家の心配を取り除くため、入居者に見守りや福祉、介護サービスの利用を働きかけたり、家賃の債務保証をしたりもします。

 

居住支援法人の情報は都道府県のホームページに掲載されています。
入居を拒まないセーフティネット住宅の情報は「セーフティネット住宅情報提供システム」に集約されています。
市区町村の地域包括支援センターや役所の窓口などに相談し、紹介してもらうこともできるようです。

「法人が 物件探しに 力かす」
アイゼン、心の俳句…。

北知多フリモ(フリーペーパー) 9月号

愛知県東海市・大府市・知多郡東浦町に地域みっちゃく生活情報誌として各家庭に配布される地域密着型のタウン情報誌「北知多フリモ 9月号」にアイゼンの広告を、掲載させて頂いています。

14ページです。
「終活」の特集ページです。
お手にとってご覧くださいね。

介護者のうつが抑制できたら

愛知県大府市にある国立長寿医療研究センターもの忘れセンターは、認知症患者を介護する家族向けに考案した支援プログラム「もの忘れ教室」が介護者の抑うつ症状の軽減や満足感の向上などの効果を持つことを明らかにしました。

 

まずモデル事例を基に認知症患者の言動を脳の障害、性格、生活歴、環境など六つの要素で分析。
そこで分かった患者の思いや望み、言動の理由を踏まえ、望ましい介護を考えます。

 

実践編として、参加者の事例について同様の分析を行い、自宅で実際にどのような介護ができるか、介護の悩みを解決できるにはどうするかをグループで話し合います。

 

次は、患者と介護者双方の心のケアを検討。
両者の話がかみ合わないなど、コミュニケーション上の問題を考えます。
介護者の悩みを出し合い、それによって介護者がどんなストレス反応を起こすかを理解します。

 

最後は、患者と家族を地域で支える環境づくりがテーマです。
「私の介護地図」という名の人間関係図を紙に書き、本音を言語化することで心の内にある思いを吐き出すとともに、自分の介護がどのような人間関係、社会的な構造の中にあるかを知り、どのような支援を求めていけばいいのかを理解していきます。

 

プログラムの効果は、教室に参加した人は、患者への親近感、自己成長感、介護への自発的な取り組みなどでも、良い結果が得られたようです。

 

このセンターはプログラムの普及を目指し、家族向けのほか、医療・福祉施設で同様のプログラムを実施する参考として専門職向けのコンテンツも用意したそうです。

 

日本は、患者や介護家族の支援は遅れており、科学的に確立した方法がなかったようですが、今回のこの根拠が得られた意味はとても大きいものです。

「介護者の 抑うつ軽減 立証でき」
アイゼン、心の俳句…。

勇気を出して相談を

「8050問題」「7040問題」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ひきこもりの子どもとその親が年を取り、80代や70代の高齢の親が50代、40代の子どもを支えていることで生じる問題をいいます。

 

引きこもりになる原因は、発達障害や精神疾患、知的障害、性格特性など様々です。
早くから支援を受ければ引きこもりの長期化は避けられることが多いようですが、精神科や心療内科に行くことに抵抗を感じる親もいますし、経済力があれば子どもは自立せずとも暮らせます。
でも、年老いた親は身体的、精神的に弱っていき、認知症になることだってあるわけです。

 

親が認知症になって生活能力が低下して、親子ともに健康状態が悪化したり、家がごみ屋敷のようになったり、無理心中を図ったりすることが大きな社会問題となっています。

 

もしご自身や、親族に心当たりのある親子がいれば、勇気を出して相談窓口に連絡してください。
近所に心配な家庭があれば、民生委員や児童委員に伝えてください。

 

周囲が早くから気づき、介入することが悲劇を防ぎます。

「引きこもり 勇気を出して 相談を」
アイゼン、心の俳句…。

特養の食費負担が増大

特別養護老人ホーム(特養)などの介護保険施設で、一部の利用者が支払う自己負担額が増大したようです。
制度の見直しで、低所得者への補助が減額されたためです。
国は「負担の公平性と介護保険の持続可能性を高めるため」と理解を求めていますが、対象者の家族らは困惑しているようです。

 

特養や老人保健施設、介護療養型医療施設などでは、介護保険サービスの利用料(原則一割負担)に加え、食費と部屋代(居住費)が原則自己負担です。
ただ、世帯の全員が住民税非課税で、預貯金などの資産が基準以下などの条件を満たせば「補足給付」という補助が受けられるそうです。

年金などの収入があっても、国が定める最低生活費を下回っていれば、生活保護を受けられる可能性があるそうです。
自治体の窓口に相談してもいいかもしれませんね。

 

「特養の 食費負担が 大幅増」
アイゼン、心の俳句…。

有料老人ホームをどう選ぶか?

夏休みを頂き、ありがとうございました。
新型コロナの感染者の増加が止まらない中、3年ぶりの行動制限がない夏休み。
外出はお墓参りにとどめました。
感染者数が落ち着いた頃に、旅行に出かけたいと思います。

 

さて、人生100年時代ともいわれる中、老後の住まいが気になる人も多いことでしょう。
今のわが家で暮らし続けたいと思いつつ、将来の生活支援や介護に不安を感じることもあるでしょう。
自宅以外の大きな選択肢となりうるのが、さまざまなサービスが受けられる有料老人ホームです。
選び方のポイントを押さえておきましょう。

 

有料老人ホームは民間企業などが運営し、施設によって設備や入居費用、サービス内容も異なります。
食事面、医療的ケアへの対応、レクリエーションの充実など、自分が重視することを決めてから探すといいようです。

 

一般的に有料老人ホームは、利用者らが各施設の情報を収集し、見学して契約します。
コロナ禍でオンライン上で見学会が増えているようですが、必ず現地に行って、室内のにおいや音、雰囲気、日当たりなどを確認をしましょう。
現地でないと分からないことが多いからです。

 

提供されるサービス内容や、解約予告期間の定めなど、契約時に渡される「重要事項説明書」を早めにもらい、よく確認しておくことも大切です。
有料老人ホームは都道府県のホームページなどで一覧を見られるようです。
自分に合った住まいを安心して選べるといいですね。

「サービスの 何を重視か 検討を」
アイゼン、心の俳句…。

夏季休暇のお知らせ 2022

お客様各位 
誠に勝手ながら
8月11日(木)~14日(日)まで、お休みを頂きます。
大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。

 

また、休み中でも電話やメールでのお問合せをお受け致しております。
ご相談下さいませ。

できることに焦点を当てて

現在の医療は専門性の分化が進み、医師が臓器別の症状に目を向けすぎるなどの問題が生じているようです。
認知症の治療でも、医師が診断や治療に焦点を当てるあまり、介護をする家族の苦悩などに目が向けられない場合があります。
医師や家族、看護師、介護士、施設職員など、職種によって「焦点を当てるべきポイント」が異なります。

 

患者やその家族を適切にケアするために、スタッフの間で連絡を取り合い、協働的なケアができているのかどうか、確認する必要があります。

 

焦点化は医師や介護士といった専門職だけでなく、認知症の人を介護する家族にとっても課題となります。
たとえば、認知症の人の物忘れだけに目が向き、「どうすれば改善するか」とばかり考えて対応すると、認知症の人が抱えている不安や困惑に焦点が当てられず、介護する側とされる側の関係が悪化することもあります。
「できないこと」ばかりに焦点を当てるのではなく、彼らの気持ちに目を向け、できることを探してあげましょう。

「焦点を 出来ることに 当ててみる」
アイゼン、心の俳句…。

自覚なき物忘れ

認知症のサインにはどんなものがあるのでしょうか?
たとえば、同じことを何度も尋ねたり、以前に尋ねたことを忘れたりすることがあります。
文章を書いたり、計算することが難しくなっていて、それを本人が気にしていない場合もあります。
人間関係や社会参加を避けるようになることもあります。
また、自分が慣れ親しんだ場所、やり方でないと混乱することがあります。
同じものを何度も買ってきてしまう、というのもサインの一つで、それは、家族が冷蔵庫の中を確認すれば気づくことができます。
入浴したがらないという場合もあります。
服の着脱が苦手になってきているからです。

 

認知症による記憶障害の典型的な特徴は本人が物忘れに気づいていないということです。
本人に自覚がなく、家族が心配しているという場合、認知症を疑う必要があります。

 

ただ、認知症でも、初期段階で本人が記憶障害を自覚するケースがあるようです。
ほかの病気の可能性も含め、この時が医療とつながるチャンスとし、家族も受診を勧めましょう。

「自覚なき 物忘れには ご注意を」
アイゼン、心の俳句…。

代行から脱却するために

契約トラブルも多い身元保証代行業者からの脱却に向け、身寄りのない高齢者らを地域で支える新たな動きが芽生えてきているようです。

 

身元保証サービスは監督官庁がなく、業者によって内容や質はばらばら。
特に認知症の人の場合、内容がよくわからないまま契約し、財産が侵害される恐れもあります。

 

例えば、入院生活が必要な身の回りの備品や消耗品を準備する場合、職員が患者からお金を預かり買いに行くと負担がかかりますが、衣類レンタルや洗濯の業者と病院が契約し、後払いにするといった形に統一すれば改善できます。

 

患者が費用を支払わない場合は、第三者が年金を管理し、本人のために使えるように成年後見制度を利用。
本人の判断能力が低下する前に話し合って希望を確認しておけば、医療チームが判断できることは多いです。

 

病院や自治体ごとに対応が違うと退院や死亡時にトラブルになり、それを避けるための代行任せが変わりません。

 

行政や医師会とも協議してガイドラインを作り、福祉施設にも代行任せからの脱却を働きかけていくべきです。

 

高齢者が不安に思うことを細分化し、代行任せでなく、地域で一つ一つ解消していく姿勢が大事です。

「脱代行 早めに指針を 作成し」
アイゼン、心の俳句…。

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