STAFF BLOG アイゼンのスタッフブログ

アンガーマネジメント

「アンガーマネジメント」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
1970年代にアメリカで生まれた、怒りの感情と上手につきあうための心理トレーニングです。
怒りは自然な感情です。
自分の怒りとも相手の怒りとも上手に向き合っていくことが必要です。

 

今社会は政府主導で、多様化を進めようとしています。
多様化とは、年齢、性別、国籍などに関係なくさまざまな人が活躍できる社会のことです。
社会として多様化が進むことはとても歓迎できることですが、その変化についていくのが難しいと多くの人が無意識に感じているのではないでしょうか。
今は働き方改革という名の下に、どのように働いてもいい、自分の価値観で好きに働く働き方が推奨されるようになってきています。
つまり、自分の隣には自分とは違う価値観の人が働いているのが当たり前になるということです。

 

怒りの感情は、自分と価値観の違う場面に出合った時に生まれます。
社会で多様化が進むということは、自分と違う価値観に出会う場所が増えるということです。

 

アンガーマネジメントができるようになると自分と違う価値観、様々な価値観に対して寛容度が上がり、それらを受け入れることが容易にできるようになります。
そうなれば、あらゆる場所に自分とは違う価値観の人がいたとしても受け入れることができ、その人たちと仲良く居心地よくいられるようになります。
誰だって、自分のそばにいる人と仲良く過ごしたいと思っているでしょう。

 

怒りの連鎖を断ち切るためにも、アンガーマネジメントを学んでみてはいかがでしょうか。

怒らない体操 というものがあるようです。
ご参考までに。

 

「さまざまな 価値観考え 寛容に」
アイゼン、心の俳句…。

お墓のサブスク

先日、「ついにお墓もサブスクの時代」という特集をテレビで観ました。
「サブスク」というのは「サブスクリプション」の略で毎月定額料金を支払ってサービスを受けることです。

 

三重県にある仏具店では、お寺と共同開発した新しいサブスク型の供養サービス「偲墓(しぼ)」を提供開始したそうです。
終活という言葉が注目を集める昨今、お寺との関係を煩わしく感じたり、後継者がいないという事情からお墓を作らずに遺骨を自宅に安置する人が増えています。
しかし「故人の遺骨を手元に置いてあるけれど、そのまま置いておくと、ちゃんと供養できていない感覚になる」という声が多く、そこで考えられたのが「偲墓(しぼ)」という新しいお墓の形なのだそうです。

 

従来通りの墓を持つことに抵抗感をいだく遺族と、増える無縁墓に悩む寺院側と、墓が売れない墓石業者がタッグを組み、寺院の檀家でなくても墓を持てる墓のサブスクリプション。

 

最大の特徴は、従来のようにお寺との檀家契約を結ぶ必要はなく、自分で決めた期間だけお墓を持って供養を行うことができるという点だそうです。
契約期間中はお寺が供養からお墓の管理までを行ってくれるため、契約者は身軽に墓参りができます。
墓石の価格は従来型に比べて1/5程度と格段に抑えられており、後継者がいない方も利用がしやすく、解約時には追加料金なしで永代供養墓に遺骨を埋葬ができるそうです。

 

とはいえビジネスである以上、将来的に立ちいかなくなったりするリスクはゼロではありません。
家族の在り方が変化し夫婦や個人単位の墓を求めるニーズに合った取り組みです。
一方で経営主体などを見極め、自分に合ったサービスか熟慮する必要があります。
お墓のサブスクも納得した上で契約できればいいですが、お子さんなどお墓を引き継ぐ承継者がいる場合は、その考えや意見もしっかり聞いた上で慎重に判断すべきでしょう。

「ついにきた お墓もサブスク 定額制」
アイゼン、心の俳句…。

怒りの対応について

前回のブログ(「怒りの引き金」3月26日)について書きましたが、その対応法についてお話します。

 

認知症の人が攻撃的な言動をすると、介護者にも怒りが生じます。
まずは自分の気持ちを平静にすることです。
静かに、落ち着いて話すようにしましょう。
それでもカっときてしまうなら、数分間その場を離れ、深呼吸してください。

 

そのうえで、相手の怒りを抑えたり、
怒りの引き金を避けたりする対応をします。
事実ではないことを言われても否定せず、
「そうだね」
「つらかったね」
と言ってあげましょう。

 

してはいけないことを伝えるのではなく、してほしいことを明確にします。
例えば、
「台所にいってはダメ」
ではなく
「この椅子に座って」
と伝えます。

 

入浴や着替え、トイレなどの介助の場面では、焦らずに一つ一つ対応します。
認知症の人に同時に複数のことを伝えると、混乱させることがあるからです。
手伝う際は
「着替えますから手伝いますね」
と目的を伝えます。

 

普段やっていることの手順を変えてみるのも効果的です。
例えば、夕方に散歩で出かけた後に不機嫌になるなら、朝に散歩をするようにします。

 

気をそらすことも有効です。
「ちょっと外へ行きましょうか」
と散歩に誘ったり、おやつを食べたり、好きな音楽を流したり、手伝いを頼んだりするとよいでしょう。

 

会話では、相手の「過去」に焦点を当てるように心掛けます。
前夜にテレビを見た内容よりも、遠い記憶を思い出して話す方が本人にとって簡単で、ストレスが少ないことがよくあります。

 

怒りが生じるのは、認知症の人や介護者のせいではありません。
大切なのは、怒りをうまくコントロールしていくことです。
何が原因で、どんな工夫ができるのか、家族で一緒に考えてみてください。

「感情を 上手に誘導 してみよう」
アイゼン、心の俳句…。

怒りの引き金

認知症になると、感情のコントロールが難しくなるため、「怒り」が生じやすくなります。
理由もなく突然怒りだしたり、手を上げたりと攻撃的になり、そんな家族の姿に介護者は戸惑います。
介護を頑張っている人ほど、こうした「怒り」に激しく落胆し、無力感を抱きます。

 

認知症患者の攻撃性への対応は、認知症ケアにおける重要なポイントです。
患者の「怒りの引き金」を見つけることがまず必要だとされています。

 

怒りの「引き金」は日常の至るところに存在します。
分かってもらいたいことがうまく伝わらない時、介護者に強い口調で指示された時、たくさんの質問をされて混乱した時…。
睡眠不足の状態ではさらに生じやすくなりますし、物を盗まれる妄想など、精神症状が要因となる場合もあります。

 

そもそも認知症患者は、記憶障害によって自分の存在がわからなくなっています。
このため、彼らの感情は常に不安定だと思ってください。
そして、どんな場所、時間帯で、誰と何をしているときに怒りが出るのか、介護者は観察してみてください。

 

「怒りの引き金」が何か分かれば、怒りや攻撃性を抑えられるため、さまざまな対応を取ることができます。
患者を観察して「怒りの引き金」に気づいたら、介護スタッフや医師に相談してみてはどうでしょうか?

このお話は続きます…。
「観察し 怒りの引き金 見つけてみて」
アイゼン、心の俳句…。

北知多フリモ(フリーペーパー) 3月号

愛知県東海市・大府市・知多郡東浦町に地域みっちゃく生活情報誌として各家庭に配布される地域密着型のタウン情報誌「北知多フリモ 3月号」にアイゼンの広告を、掲載させて頂いています。

16ページです。
お手にとってご覧くださいね。

介護ハラスメント

介護の現場で働く職員が、利用者やその家族から暴言や性的な嫌がらせなどを受ける「介護ハラスメント」。
被害が続くと、職員の離職にもつながりかねません。
介護の担い手不足が深刻化する中、安心して働ける環境を整えようと、国は全ての介護事業にハラスメント対策の強化を促しているそうです。

 

ただ、介護現場では「ハラスメント」かどうか判断に迷うことも多いようです。
利用者の中には認知症で脳の働きが低下し、大声で怒鳴ることで不安や不快の気持ちを伝える人もいます。
また、要求が過剰かどうかも、職員によって受け止め方が違います。

 

利用者らの言動を現場の関係職員らと情報を共有し、事実確認をした上で対処法を検討することが大切です。
また、ハラスメント防止のための周知、啓発を図ることも大切です。
利用者や家族にチラシなどでハラスメントの具体例と、これらの行為でサービスを利用できなくなる可能性を伝えていく取り組みが必要です。

 

ハラスメント対策は、早い段階での情報共有がポイントだそうです。
少しでも早く組織で対応することで、職員の心の傷を抑えることができます。

「守るには 情報共有 早めにね
アイゼン、心の俳句…。

朝食でタンパク質、夜にカルシウムを

筋肉量の維持や増加に必要な栄養素「タンパク質」。
食事から摂取するタイミングは夕食よりも朝食の方が効果的であると、早稲田大学の研究グループが明らかにしたそうです。
全身の筋肉量が減る「サルコペニア」は高齢者が要介護となる原因の一つ。
朝食で上手にタンパク質を取れば健康を効率よく維持、増進でき、介護予防にもつながりそうです。

 

研究グループは、睡眠や体温、栄養素の消化吸収などを調節している体内時計に着目。
マウスを使った実験の結果、タンパク質摂取のタイミングによる筋肉量の増加効果には、筋肉の体内時計が関わっていることがわかったそうです。
体内時計に合わせて、朝食でタンパク質を取るのが筋肉量の増加や維持にはよいそうです。

 

また、骨を作る作用も体内時計の支配下にあり、夜に強く働くそうです。
カルシウムイオンが豊富な牛乳は、夕方に飲むと骨量の増加が期待できるそうですよ。

「摂取時に 体内時計を 考えて」
アイゼン、心の俳句…。

見方を変えてみる

「何度言ったら分かるの」
認知症介護をしている人の多くは、こうした思いを抱いたことがあると思います。
薬を飲むように伝えても飲まない、物をなくす、約束を忘れる…。
こうした困った行動は、短期記憶の障害が関係しているそうです。
特に、認知症介護を始めたばかりのころは介護者も対応に慣れず、イライラしたり、がっかりしたりします。

 

こうした思いの背景には、認知症が進んでいく親や配偶者への喪失感があります。
元気なころの家族のイメージが失われ介護者は「何とか元に戻って欲しい」と思うからこそ、何度も教えたり指示したりするのです。
しかし、短期記憶に障害があると、覚えられなかったり、覚えたとしても保てなかったりします。
それが分かっていたとしても、何度も教えようとして、イライラしてしまう介護者も多いのです。

 

この傾向は、子育て体験がある女性に多いようです。
子どもは成長するため、何度か同じことを言えば学習し、失敗が減るでしょう。
一方、認知症の場合は残念ながら、記憶障害の劇的な改善は見込めず、症状が進んでいきます。

 

このため、物を見つめる時の「見方」も育児から介護へ、子どもから認知症へと交代しなくてはいけません。

 

見方を変えることは、そう簡単なことではないのですが…。

「レンズ変え 見方を変えて 接してみる」
アイゼン、心の俳句…。

新型コロナとフレイル

前回のブログで、「フレイル」についてお話をしました。
フレイルとは、心身の活力の衰えや、筋力が低下することなどです。

 

体重減少や歩行速度、握力の低下に伴って、外出の機会が減ってしまうことなどが主な兆候です。

 

高齢者はコロナ禍の中、三蜜を避けるため、閉じこもっていたり、デイサービスの利用を控えたりといった生活を強いられています。
必然的に外出は減り、人との交流もなくしてしまいます。
生活は不活発で、知らないうちに体力や脳機能の低下をきたす環境です。
まさにフレイルを助長する環境といえ、高齢者のリスクは高まっています。

 

対策としては、高たんぱくの食品を意識的に取り、筋力トレーニングをして、人と交わることが必要でしょう。

 

例えば、
●生活用品の買い物など積極的に外出する
●手にペットボトルを持ち、足の重りをつけて早歩きをする
●階段の上り下りやスクワットをする
●高たんぱくな肉や魚を多く食べるようにする
などです。

 

コロナ禍にあっても、身近なところでフレイルや老化の予防はできますよ。

「努力して コロナとフレイル 予防可能」
アイゼン、心の俳句…。

介護予防について考える②

前回のブログ介護予防について考える①(1月20日)の続きです。

 

年をとって心身の活力が低下した状態を「フレイル」といいます。
多くの人が「フレイル」を経て、要介護状態に陥ると考えられています。

 

「フレイル」のもっとも大きな原因の一つが筋肉の衰えです。
①両手足の筋肉量
②握力
③歩行速度
の3つの指標で判断します。
筋肉が衰えると、転倒、骨折、認知症になるリスクを高めます。

 

元気なうちに足腰を鍛える介護予防体操をご紹介します!

 

●腰痛を防ぐ体操
・膝抱え
片足をいすにのせ、股関節と膝関節を十分に曲げます。
膝を抱きかかえ、胸に引き付けることを意識します。
●膝の痛みを防ぐ体操
・膝締め
手を合わせて膝の間に入れ、手を挟むように膝を押し合います。
・下肢の水平移動
下肢を前方に伸ばし、水平移動をゆっくりと行います。
膝頭が上を向いたまま行うようにします
●転倒を防ぐ体操
・歩く能力を高めるステップ
片側の太ももを持ち上げ、上から両足で押さえるように力をいれます。
肘を曲げ、胸の前で保持します。膝が肘につくように、左右交互に持ち上げます。

 

持病がある方は運動をしても問題がないか医師に確認してください。

 

フレイルをチェックすることで、自分の「老い」を見える化することができます。
栄養と運動、社会参加は三位一体です。
これまで好んで続けてきた趣味や好きなことを深め、人とのつながりを続けましょう。

「介護予防 健康寿命を 伸ばそうよ」
アイゼン、心の俳句…。

介護予防について考える①

いつまでも元気で暮らすには、病気を防ぐだけでなく、体や頭の老化も防ぐことが大切です。
介護に頼らないための「介護予防」について考えてみましょう。

 

介護に頼らずに健康で過ごせる時期(健康寿命)を延ばすためには、病気を予防するだけでなく、身体と脳の老化を防ぐことが必要です。
これを「介護予防」といいます。

 

予防のための3つの柱があります。
1栄養
・バランスの良い食事をこころがけましょう
2運動
・日用品などの買い物に出る
・ウオーキングをする
(65歳以上は 男性7,000歩 / 1日
        女性6,000歩 / 1日)
3社会参加
・地域での習い事やスポーツ教室への参加

 

加齢とともに、体力や筋力が低下し、日常の買い物が面倒だと感じるようになります。
人と接する機会が減ったり、食生活のバランスが崩れたりすることで体が衰え、判断力や認知機能といった脳の働きも低下する悪循環が起きます。

次回のブログも続きます…。

認知症患者の不眠について

在宅介護や施設介護でよく聞かれる要介護者が「夜に眠れない…」という悩み。

 

不眠と聞くと、医師は睡眠薬などの処方を考えてくれますが、その前に、もっと介護者と情報を共有する必要があると思います。
医師は症状に合った薬が何か、といったことに関心が向きやすいです。
一方、介護者は認知症患者の夜間の様子や、実際の薬の服用状況を知っています。
こうした情報を医師に伝えましょう。

 

1睡眠薬を飲む時間のチェック。
2不眠時の活動性の確認。
3薬の飲み忘れや飲み間違え、過剰摂取がないかどうか

 

睡眠薬が効かないなどの悩みがあったらこうした点をチェックして紙に書くなどして医師に見せるといいかもしれません。
効果的に使うには家族からの情報が必須です。

「気づき事 眠りの様子 伝えてね」
アイゼン、心の俳句…。

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