STAFF BLOG アイゼンのスタッフブログ

廃校になった小学校を改装し、高齢者住宅や障害者支援施設などを整備する取り組みが、栃木県那須町で進んでいるそうです。

 

目指すのは、障害の有無にかかわらず、高齢者から子育て世代までが集う交流拠点づくりです。

 

個人的な生活課題を地域のみんなで考えて解決しようと、必要なサービスを作りだしていくプロジェクトです。

 

 

計画では今後、校舎一階に高齢者デイサービスや児童発達支援センター、放課後等デイサービス、障害者の就労支援施設ができるそうです。

 

講演会などが開ける交流センターも開設。

 

二階には、外国人やひとり親家庭など多世代が入居できるバリアフリーのセーフティネット住宅やゲストハウスが整備されます。

 

体育館は災害時の避難所としてそのまま使用するそうです。

 

 

居住者の経済的な自立を支援し、多世代が支え合いながら文化的な暮らしをする、そんな地域包括ケアの拠点にしたいと担当者はおっしゃいます。

 

 

都市部でも、使っていない建物を活用した共生社会の拠点づくりが進んでいます。

 

障害の有無にかかわらず一緒に暮らし、働けるまちづくりができるといいですね。

 

 

 

 

 

「廃校後 地域の拠点へ 再生を」

アイゼン、心の俳句・・・。

特別障害者手当とは?

重い要介護状態でも自宅で過ごしたいと願う高齢者は少なくないでしょう。

 

ただ、多くの医療・介護サービスを使うための費用もかさみます。

 

 

そんな時は、障害者福祉の制度「特別障害者手当」が味方になってくれるかもしれません。

 

寝たきり状態の人ならば受給できる可能性があるそうです。

 

しかし、「高齢者」「障害者」と縦割りの福祉制度の中で、手当の存在が埋もれてしまっているようです。

 

 

特別障害者手当は重度障害者の所得保障として1986年にでき、寝たきりで、常時介護を必要とする在宅の20才以上の人が対象です。

 

申請した上で、要件を満たしていれば、月額2万7350円が支給されるようです。

 

 

申請は、医師に所定の診断書に記入してもらい、必要書類とともに住所地の区市町村窓口に提出します。

 

所得制限など支給要件があり、手続きの詳細は、窓口で尋ねてください。

 

 

ただ、高齢者の主治医は障害者の制度に詳しくない人も少なくないようです。

 

脳血管障害や認知症、在宅診療に詳しい医師に依頼する必要がありそうです。

 

 

 

 

「在宅の 重度介護は 聞いてみて」

アイゼン、心の俳句・・・。

介護保険に揺らぐ理念

前回のブログ(介護保険制度について9月22日)の続きです。

 

 

高齢化の進行で、介護保険の要介護認定者数や総費用、保険料は制度の始まった2000年度から右肩上がりに伸び続けています。

 

国は、制度の維持に向け、給付の削減と、合理化を進めてきました。

 

 

 

その結果、制度開始前に掲げられた「必要なサービスを自由に選べる」「家族の負担を軽減」などの理念は大きく揺らいでいます。

 

 

標的になったのが、在宅で掃除や調理、洗濯などの家事を行う生活支援です。

 

 

2015年度には要支援の人の生活援助を含む訪問介護とデイサービスを保険給付から外し市区町村の事業に移しました。

 

介護保険は保険給付により全国一律で同じ水準のサービスを受けられるようにしたはずでした。

 

ですが、自治体の財政力による地域格差が生まれています。

 

 

制度開始前、当時の厚生省は「家族の負担軽減」「サービスを自由に選べる」などとアピールしていました。

 

しかし、今も年間10万人び介護離職者がおり、介護者による殺人や虐待も続いているのです。

 

 

 

「介護保険 相次ぐ改正 揺らぐ理念
アイゼン、心の俳句・・・。

介護保険制度について

介護保険が始まり、20年経ちました。

 

社会で介護を支えることを目指して始まった制度は生活に定着し、欠かせないものになりました。

 

ですが、高齢化の進展に伴い、費用も急増、そのひずみも表れています。

 

 

介護保険は当初、全国一律で同じサービスが受けられるはずでしたが、要支援の人の生活支援は、2015年から保険の給付対象から外れ、市町村の事業になりました。

 

自治体の財政力で地域格差が生まれていることや採算が合わない民間業者が撤退している現状です。

 

 

今後、団塊の世代が75歳以上を超え、訪問介護を利用する人が増えることでしょう。

 

 

介護保険制度とは?

 

介護が必要と認定された高齢者らに介護サービスを提供する公的保険。

 

市区町村が保険者で、保険料は65歳以上の高齢者は原則年金から天引き、40~64歳は健康保険料と一緒に徴収される。

 

要支援1から要介護5までの認定を受けると、要介護度に応じて使えるサービスの限度額が決まる。

 

 

 

 

次回も介護サービスについて、お話します。

ケアマネの激務

厚生労働省は四月から、介護保険のケアプランを作るケアマネージャー1人が担当する利用者数を増やすよう要請しました。

 

ICT(情報通信技術)導入などが条件で、同省は「強制ではない」としますが、ケアマネからは「今でも手いっぱい」と悲鳴が上がっているようです。

 

 

介護疲れや介護離職の心配がある人、認知症への対応など課題を抱える家族も多いものです。

 

引きこもりの子どもが50代、親が80代になって生活が困窮する8050問題、介護サービスを勧めても「自分でやるからいい」と断られ、必要なサービスを提供できないケースもあるそうです。

 

 

ケアマネの業務は多岐にわたります。

 

ケアマネの職務でないが、必要に迫られ、やむを得ず対応することも多々あるようです。

 

例えば・・・

 

 

 

 

要介護者が増え、ケアマネも増やさねばならないのにやりたくない仕事になってしまいますよね・・・。

 

 

「ケアマネの 激務変わらず 限界に」

アイゼン、心の俳句・・・。

薬の多剤併用で有害症状

多くの薬を併用することで体に悪影響が出る「ポリファーマシー」はご存知でしょうか?

 

特に高齢者で問題となっているようです。

 

 

東京大などの共同研究によると、高齢者施設で暮らす約900人を1年間観察したところ、服用する薬を減らすか維持した状態を続けても認知機能や生活の質がほぼかわらなかったそうです。

 

 

薬剤費を減少・維持できた人と、薬剤数を減少・維持できた人を、認知機能や日常生活動作などを判定する五つの指標を用い、薬剤費や薬剤数が増えた人と比較。

 

その結果、薬剤費を減少・維持できた人は全ての指標で、薬剤数を減少・維持できた人は四つの指標で、増えた人より認知機能などが維持されていたそうです。

 

中には、減薬して状態が改善した人もいるそうです。

 

 

ポリファーマシーの調査では、多剤併用の原因として、「薬の副作用に、さらに薬で対応するから」だそう。

 

 

医師と薬剤師の連携強化などの対策が必要です。

 

薬剤師は処方に疑問があれば、医師に指摘する姿勢が重要ですし、医師側もきちんと聴く姿勢が求められます。

 

 

 

 

「減薬も 変わらぬ認知 機能維持」

アイゼン、心の俳句・・・。

北知多フリモ(フリーペーパー) 9月号

愛知県東海市・大府市・知多郡東浦町に地域みっちゃく生活情報誌として各家庭に配布される地域密着型のタウン情報誌「北知多フリモ 9月号」にアイゼンの広告を、掲載させて頂いています。

 

 

 

 

 

 

人生100年時代を自分らしく生きる幸せなアクティブシニアライフに向けて」という特集もあります。

 

 

残りの人生を楽しむために、家族の迷惑にならないように、今のうちに生前整理をしておきましょうね。

 

 

 

6ページです。

音楽で脳を活性化

懐かしい曲を聴いたことをきっかけに、当時を思い出すという体験をしたことがあると思います。

 

音楽には、わたしたちの記憶感情刺激する効果があるのです。

 

音楽を聴くことは、認知症の人の生活の質を上げたり、認知機能を改善したり、うつ症状を抑えたりする効果があることが研究によって確認されています。

 

 

認知症が進むとさまざまな生活上の障害が生じますが、「聴く」ことはできます。

 

音楽を聴くという行為は、音とリズムを感じることだけではなく、歌詞の内容に反応することも含めて、私たちの脳の多くの領域を活性化させるのです。

 

 

認知症の家族が昔よく聴いていた曲があれば、ぜひ聴かせてあげてください。

 

きっと笑顔が戻ると思います。

 

 

 

 

 

「音楽を 聴いて脳の 活性化」

アイゼン、心の俳句・・・。

在宅ケアラーと地域をつなぐ

自宅で高齢者や障害者らを介護しているケアラー(介護者)に、地域とつながるためのグッズを届ける取り組みがあるようです。

 

コロナ禍で外出がままならない中、ケアラーは悩みを一人で抱え、孤立しがちです。

 

殺人や心中という最悪の事態に至らないよう、ケアラーとつながる第一歩になると期待を寄せています。

 

 

介護者の自分がコロナになったら、要介護の家族はどうなるのか、などの介護者からの切実な相談を受けて、東京にあるNPO法人アラジンがケアラーつながりセットを作成したそうです。

 

要介護の状態やかかりつけ医などの情報を書いておくノートや介護者が倒れた時に備え、要介護者の名前や連絡先などを記しておけるようになっています。

 

 

心身の不調を抱えながらも「何とかなる」と一人で頑張り、どこにもつながろうとしない人へ手助けになる情報を届けたいと、アラジンの担当者は考えたようです。

 

 

ケアラー自身の精神的負担・ストレスが増しています。

 

そもそも介護者はケアマネージャーから聞かれない限り、自身の不調を訴えようとしないようです。

 

さらに今は「体調が悪い」といいづらく、デイサービスやショートステイも使いにくくなって介護できるのは自分しかいないと思いがちだそうです。

 

 

包括も介護者支援への理解を深め各団体と介護者との橋渡し役が増えればと思います。

 

 

 

「ケアラーと 地域をつなぐ 機会かな」

アイゼン、心の俳句・・・。

悩みを話せるケアマネさん

前回のブログ(8/17)で、実母の怪我についてお話させて頂きました。

 

高次性機能障害なのか、日に日に状況が変わり、知的な機能障害(認知症)のような症状が強くなってきました。

 

担当ケアマネージャーさんに相談すると、親身に話を聞いてくださり、我々家族はすごく安心します。

 

認知症ケアで重要な役割を担うのがケアマネージャーです。

しかし、ケアマネージャーの個性や経験はそれぞれ違います。

ケアマネージャーは支援対象となる家族が千差万別であり、個別性があることを心得ていることが必要です。

 

どういうケアマネージャーが良いのでしょうか?

それは、自分の悩みを話したくなる人ならきっと相性が合うと思います。

 

では、悩みを話したくなるケアマネージャーは、どんな人でしょう?

家族の状況に加えて、介護者の人生にはどんな背景があるのか、家族の人たちはどんな人生を送り、どのような関係性を築いてきたのかといったことに関心を向けてくれる人ではないでしょうか。

 

私たちは、自分に関心を向けてくれる人に対して話をしたくなるものです。

それは、介護や医療の現場だけでなく、学校や会社でも同じです。

 

近くに「悩みを話したくなる人」はいませんか?

その人はきっと、あなたの話に耳を傾けてくれるでしょう。

 

 

「探してみて 悩みを話せる 人たちを」
アイゼン、心の俳句・・・。

在宅勤務が 親孝行の機会に

私事です・・・。

先日、実母が散歩から帰ると、熱中症になりかけ、玄関の前で倒れたそうです。

気を失ない後ろに倒れ、頭を強打しました。

 

検査の結果、外傷性くも膜下出血、脳挫傷、頭骨骨折でした。

1週間の入院を経て、自宅に戻ってきましたが、高齢の母の筋力は一気に落ち、介助がないと、日常生活に支障がでるようになってしまいました。

 

コロナ禍で私はテレワークの時間が増え、時間の調整がしやすい事と、比較的実家の近くに住んでおりますので、お風呂、買い物、料理の手伝いに通っています。

 

テレワークが親孝行のチャンスになるとは思いませんでした。

私たちが今、自立して健康に生活できるのは、大切に育ててくれた人のおかげです。

 

超高齢化の時代、親の介護が必要な人は増えていきます。

企業がそんな社員に対して、テレワークを勧めてくれることを願っています。

 

「在宅も 親孝行の 機会かな」
アイゼン、心の俳句・・・。

変わらない部分を見て

私たちの心の中には、若くて健康だった頃の親や配偶者のイメージがあります。

 

「内的対象」と呼ばれる、いわば心の家族です。

認知症の症状で物忘れが増えたり、人格が変わったりすると、そのイメージは変化しますが、介護者はなかなか受け入れられず、戸惑います。

 

つらいのは介護そのものではなく、以前の家族がいなくなってしまったことと話す介護者は少なくないようです。

 

もともと相手に対して良いイメージを抱いている介護者ほど、イメージの喪失に苦しむことが多いようです。

 

家族が認知症になると、変わっていく部分に関心が向きがちですが、変わらない部分も必ずあります。

変わらない部分に目を向けてください。

きっと、家族の温かい歴史があるはずです。

 

 

「見直して 変わらぬ部分 きっとある」
アイゼン、心の俳句・・・。

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