介護者以外の家族は、介護を支える存在にもなれば、邪魔をする存在にもなります。
手伝おうとしない傍観者であったり、余計な口出しをするおせっかい者であったり、指導や文句ばかり言う攻撃者であったりします。
そして介護者の多くは、こうした勝手な意見やずれた意見、叱咤激励、中傷によって傷つきます。
認知症の人と同居して直接関わっている家族と、一緒にいない家族の立場は違います。
そして、介護への思いがそれぞれに強いほど、葛藤やあつれきが生まれます。
必要なアドバイスや支援をもらうには、介護者が「困っていること」を明確にして、「やってほしいこと」をはっきりと伝えればいいのです。
それは、ゴミ出しや買物など、介護以外のことでもいいですし、不満や愚痴の聞き役になってもらうだけでもいいでしょう。
介護者自身がやって欲しいことを、配偶者や兄弟姉妹に具体的に伝えることが大切です。
「やって欲しい 伝えるだけで 穏やかに」
アイゼン、心の俳句・・・。