老健施設で働いている方から、患者さんの薬の内容や服用の仕方に問題があるケースが少なくないという話を聞きます。
特に認知症患者は、薬を過剰に処方されていることが多く、90歳近い人が一日に30錠ほど飲んでいることもあるそうです。
複数の医院から同じような胃薬をだされていることもありますし、時間も場所も分からないほど認知症が進んだ人が、効果を見込めない、進行を抑える薬を飲み続けていることもあります。
ふらつきや筋弛緩が強く出る薬を飲み、転倒リスクが高まっている人もいるそうです。
治療を始めた当初は必要な薬だったのでしょう。
しかし、認知症が進んで環境や介護の状況が変わったら、その薬を飲み続けなければいけないのか、考えてみることが大切です。
今、患者さんが飲んでいる薬は本当に必要でしょうか?
飲む時間は適切でしょうか?
もう一度、医師や看護師、施設職員、家族で情報を共有し、確認してみてください。
「もう一度 服用確認 してみよう」
アイゼン、心の俳句…。