STAFF BLOG アイゼンのスタッフブログ

地域で働く場を支援

認知症の人が自分らしく暮らせる社会づくりは、政府の認知症対策推進大綱の柱の一つですが、実質的な取り組みは進んでいません。

 

一般的なデイサービスは体操や手作業などが中心で、安全にゆったりと過ごしてもらう考え方が基本です。
そこでは、「お世話をする」、「される」の関係になりがちです。

 

認知症の人が仲間とつながり、自分らしさを発揮できる「素」の自分になれる場所にできたらと、「働く」に注目し事業を設立した方がいます。

 

その事業では主に、デイサービスを行う事業所向けに研修プログラムを提供します。
認知症の人の「やりたい」思いを形にする視点や知識、技術などを伝えます。

 

他にも、認知症の人たちと地元企業などとをつなぐマッチング、新規事業などの支援もあります。
同じ理念を掲げる事業所同士で、互いに学び合うネットワークをつくり、情報共有も図ります。

 

認知症の人にやさしい街の基盤として全国に広がっていくといいですね。

「働く場 地域で生きる 支援願う」
アイゼン、心の俳句…。

働く場づくり

認知症の人が自分のペースで働ける「職場」作りが、介護の現場などで広がっています。
もの忘れなどの症状があっても、ちょっとしたサポートで、店での接客やダイレクトメールの配達などで活躍されています。

 

【大手運送会社の場合】
地元の介護事業所に委託し、認知症の高齢者にダイレクトメールの配達を依頼。
介護事業所の職員が付き添い、歩いて回ります。
委託料は一通当たり、23~25円高齢者に入るそうです。

 

地域の人に顔を覚えてもらえ、声をかけてもらえる関係になりますね。
もし、一人で道に迷うことがあっても、助けてもらえそうです。

 

【ある飲食店の場合】
飲食店での有償ボランティアに参加し楽しそうに客と話ながら、配膳や注文を担当します。
行動や注文を忘れてしまっても、スタッフがさりげなくテーブルに誘導してくれます。

 

認知症でもサポートすれば、できることはたくさんありますね。

 

一般社団法人「認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ」などは認知症の人の「はたらく」ススメを作成しています。
この中では、当事者として認知症の相談に乗るという認知症の人だからできることや、保育園の子どもたちと一緒に過ごすなど
「その場にいること自体が価値がある」ことも、「働く」と位置づけています。

 

認知症の人に社会での役割を実感してもらるとともに、
「何もできない」といった偏見をなくせるといいですね。

「接客で 社会とつなぐ 働く場」
アイゼン、心の俳句…。

においが記憶を呼び起こす

アルツハイマー病になると、記憶や認知に深く関与する脳の「アセチルコリン神経系」の活動が低下するとされているそうです。

 

影響が特に早く表れるのが嗅覚だとされています。

 

最近では、高齢者に対するアロマセラピーが脳への刺激となり認知症の予防につながることが分かってきました。

 

さらに、「ここはどこ?」などの「見当識」の障害がアロマセラピーで改善したという大学の報告もあります。

 

においを嗅ぐことが、脳の活性化につながったのでしょう。

 

また、においは認知症の早期発見の重要な手がかりになるともされています。

 

懐かしく、慣れ親しんだにおいは、きっと忘れていた記憶を呼び起こして、脳を刺激してくれるのですね。

「においにて 昔の記憶を 呼び起こす」
アイゼン、心の俳句…。

栄養パトロール

愛知県大府市の保健センターの栄養士さんたちが、医療機関にかかっていないお年寄りを訪問して健康状態をチェックする
「栄養パトロール」を実施しているそうです。

 

五年前に国のモデル事業として始まり、昨年度からは外部委託せず、自前の職員で対応しているようです。

 

栄養士さんたちが専門性を生かし、お年寄りの食生活をチェックするのはもちろん、精神状態をうかがい、室内の片付け具合を観察して認知機能に衰えが生じていないか目を光らせます。

 

明らかな衰えや異常がみられる場合には、医療機関や地域包括支援センター、栄養ケアステーションなどへ繋いでいきます。

 

市内の医療機関との連携が取れやすいですね!
しかし、高齢者が市外の医療機関を受診している場合には、なかなか話が通じにくいこともあるようです。

 

県内での連携がしやすいよう、取り組みの拡大が期待されます。

「栄養士 健康チェックで パトロール」
アイゼン、心の俳句…。

子ども食堂

2016年に成立した改正社会福祉法で社会福祉法人の地域貢献が義務付けられました。
それに伴ってか、高齢者らの介護施設で、子ども食堂を開く取り組みが広がりつつあります。

 

施設を利用するお年寄りや若年性認知症の患者らが、ボランティアで食堂の運営に参加し、子どもたちと触れ合って楽しんだり、役割を持つことで前向きな気持ちになったりします。

 

子どもたちには、介護を身近に感じる機会にもなり、多世代交流の場としても注目されています

 

少子高齢化が進み、介護も子育ても地域で支える必要性が高まっています。
お年寄りと子どもが自然に集まれる場所があることの意味は大きいです。
しかし、介護施設側にとっては高齢者と子どもたちの両方に目を配る必要があり、金銭的な負担も大きいものです。

 

法人の善意に頼り運営を任せきりにするのではなく、行政の支援も必要だと感じます。

「役立てる 多世代交流 楽しみだ」
アイゼン、心の俳句…。

親の終活について

60歳以上の親がいる人の約57%が、あらかじめ葬儀の方法を決めたり、遺言の準備、身の回りの整理をしたりして人生の終わりに備える「終活」について、親と話し合った経験がないことが民間調査で分かりました。

話題にしにくいとの回答が多く、必要性を感じていても、きっかけ作りに悩む人が多いようです。

では、何から始めたらいいのでしょう?

 

まずは、思いを伝えるエンディングノートから始めてみるのはいかがでしょうか。

 

普通のノートを使用しても問題ないですが、最近は書店で、様々なエンディングノートを販売しています。
自分に合った記入しやすいノートを利用してもいいですね。

 

終活は、葬儀やお墓など死にまつわることを考えるのではなくこれからやりたいことや、行きたい所など、未来の生き方を考えることでもあります。

 

親の終活をサポートすることで、コミュニケーションが増え、親のやりたいことや考え方も共有することができ
これからの夢や目標に向かって、一緒に考えたり、行動することができます。

 

全て未来に繋がっていると考え会話をするとそこからいろんなヒントがもらえるのではないでしょうか。

 

「話しにくい 親の終活 相談を」
アイゼン、心の俳句…。

災害被害について

記録的な豪雨となった九州各地。
被災地の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

 

特に、特別養護老人ホームなど高齢者施設での入居者の多くが犠牲になりました。

 

豪雨などの自然災害で、特養など高齢者施設の被害が相次いでいます。
なぜなら、こうした施設は必ずしも安全な場所に立地しているわけではないからです。
避難が困難な高齢者の福祉施設の立地を見直す必要があります。

 

高齢化が進み、高齢者用の施設などは、都市計画上一般住宅では許可されない場所でも建設が許可されてきた経緯があります。

新規の福祉施設は、より安全な場所に限るなど、高齢化に合わせて拡大してきた立地政策を改めるべきです。

 

また今回の豪雨は、新型コロナウィルスの感染拡大後、初めて経験する大規模な災害となりました。

 

中部地方の自治体でも、コロナ対策を踏まえた避難所の運営指針を作り、間隔を空けて避難者の居住空間をつくったり、身を寄せる住民に定期的な検温を定めるなど、感染防止に工夫を凝らしているようです。

 

いつ起こるかわからない地震や、今後の台風・豪雨に備え、災害時の対処法に関して、家族でハザードマップの確認などもう一度話し合いをしましょう。

食べられることの幸せ

健康な体には当たり前に思える「口から食べること」。
口から食べられないことを想像したことがありますか?

 

食べるには、口に入れる、歯の上に舌で移動する、かむ、またかめるように舌で歯の上に移動させる、を繰り返してのどに送り込み、飲み込む。
健康体は無意識にやっていることです。

 

神経がマヒする病気などかむことに障害がある場合、助けになる食品に「嚥下食」があります。
物を飲み込む力が衰えた時、喉に詰まらない安全な食品として考案されたものです。

 

見た目はドロドロで、お世辞にも美味しそうとは言えませんが、ドラッグストアで購入することができ、一袋200円以下で多彩な味を提供しようとするメーカーの工夫がすばらしいです。

 

食は人間の一番基本的な欲望で、できるだけ保つことが幸せにつながります。

 

誰しも老いや病でいずれ身にしみるかもしれません。
かめて、味わえることはとても幸せなことです。

「感じよう 口から食べる 幸せを」
アイゼン、心の俳句…。

食事前に嚥下体操

高齢になると、口やのど周りの筋肉が衰え、食べ物や唾液が誤って肺に通じる気管に入る「誤嚥」を起こしやすいものです。

 

誤嚥が原因で肺に炎症が起きる「誤嚥性肺炎」を防ぐため、専門家は食べる前に口や舌の動きを滑らかにする「嚥下体操」を推奨しています。

 

飲み込む力と清潔な口を維持することが、健康長寿のポイントです。

 

誤嚥は食べ始めの一口目に起きやすいといいます。
運動と同じように、食前も準備が必要です。

 

口腔ケアというサイトを見つけましたので、ご参考にされてみてはいかがでしょう?

1 リラックスした姿勢
2 深呼吸
3 首の体操
4 肩の体操
5 口の体操
6 ほおの体操
7 舌の体操
8 「パ」「タ」「カ」「ラ」などの音を組み合わせて発声する
9 咳払い

 

また、口の中が不衛生だと繁殖した細菌がつばなどと一緒に肺に入り肺炎につながるともいいます。
食後は歯磨きなどのケアも欠かさないようにしましょう。

 

「食前に 嚥下体操 予防する」
アイゼン、心の俳句…。

8050問題

ひきこもりや介護、貧困といった複合的な課題を抱える家庭に対し、一括して相談に乗れるよう市区町村を財政面で支援する改正社会福祉法が、可決、成立したとの新聞記事を見ました。

 

親が80代、子どもが50代になり、親子で生活に困窮する、「8050(はちまるごーまる)問題」などに対応する狙いだそうです。

 

8050問題や、親の介護と育児を同時に担う「ダブルケア」では、相談窓口が分かれているため、たらい回しや、情報が共有されず支援が途絶えてしまうケースが多いものです。

 

改正法では、市町村が包括的な支援体制を構築できるような仕組みを創設し、新たな事業を行う場合には交付金を受け取れるようにするようです。

「問題に 一括対応 支援する」
アイゼン、心の俳句…。

中高年のひきこもり

かつては若者の問題とされていたひきこもり。
今、問題視されているのは、中高年です。

 

国が昨年3月に公表した調査結果によると、40~64歳のひきこもり状態の人は推計で約61万人にもなるそうです。

 

バブル崩壊後、国内の景気は低迷し、若者たちは超就職難に見舞われました。
2008年にはリーマンショックもありました。

 

80代の高齢の親が、引きこもる50代の子どもの面倒を見る状況は「8050(はちまるごーまる)問題」と呼ばれ、親亡き後、子どもが頼る人を失うことが懸念されています。

 

非正規の仕事にしか就けなかったり、リーマンショックで雇い止めに遭ったりしたことが生きづらさにつながっているのかもしれません。

「高齢化 見えぬ将来 不安なり」
アイゼン、心の俳句…。

恐れすぎず

新型コロナウィルスの終息が見えない中、多くの介護者が感染への恐怖や将来への不安を抱いています。

 

恐れていることが起こるか起こらないか、誰にも分りません。
悲観的に考えるのか、楽観的に構えるのは、その人の気質にもよります。

 

バスや電車内で、少し咳き込んだだけで白い目で見られたり、ソーシャルディスタンスを巡るトラブルなど新しい生活のトラブルにおいて多く報じられるようになりました。

 

気質は生まれ育った環境や教育などの影響を受けやすいです。
新型コロナに立ち向かうには、自分の気質がどちらなのかを考え、うまく使い分ける必要があります。

 

正確な情報を取り入れて感染対策を講じ、将来の危機に備えるには悲観的な考えも時には必要です。

 

不安や恐怖におびえないため、テレビ電話などを活用し、親類や専門家といつでもつながれる環境を整えましょう。

 

人とのコミュニケーションは、悲観的になりすぎることを防ぐ手段となります。

 

こうした準備が整ったら、後は楽観的にいましょう。
ウィルスのことを忘れる時間を持つことも大切です。

 

「悲観的? 楽観的?かを 使い分け」
アイゼン、心の俳句…。

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