STAFF BLOG アイゼンのスタッフブログ

福祉用具を上手に活用

介護をする人を悩ませることの一つが、腰痛です。

 

車いすからベッドへの移動で抱きかかえたときなどに、介護者の腰にかかる負担は相当に大きいものです。

 

老人保健施設で働く方が、「ベッドに横付けできる車いすや、車いすとベッドをつなぐ板などの用具を活用すると、腰への負担は軽減できる」とおっしゃっていました。

 

 

そんな介護のプロがおすすめする、家庭でも実践できる方法をご紹介します。

 

 

まず、家族を介護する人が気を付けたいのは、車いすからベッドへの移動

 

車いすに座っている家族の脇に手を入れて抱き上げている人が多いそうですが、しかし、この方法は介護者の腰に大きな負担がかかります。

 

お勧めは、ひじ掛けを上げたり下げたりできるタイプの車いすと「スライディングボード」の活用だそうです。

 

 

 

ボードは、長さ60センチほどの長方形の板。

 

①ひじ掛けを上げ車いすとベッドの間にボードを渡します。

②車いすからボードへ横に滑るように移らせ、さらにもう一度、ボードからベッドに横移動させます。

 

これなら、持ち上げる必要がないので、腰に負担がかかることは少ないですね。

 

 

重要なのは、介護する人の姿勢

背中をまっすぐに伸ばし、足を前後に広げて腰を落としてシートを引くそうです。

 

 

電動ベッドやひじ掛けを動かせる車いす、スライディングボードも、介護保険でレンタルが可能だそう。

 

ちょっとしたことで介護する側もされる側も負担は軽くなります。

 

福祉用具をうまく活用していくといいですね。

 

 

「レンタルし 負担軽減 福祉器具」

アイゼン、心の俳句・・・。

楽しい思い出を

認知症の方は新しいことを覚えるのが難しいようですが、昔のことはよく覚えていらっしゃいます。

 

認知症になる前に覚えた記憶は、脳に貯蔵されているからです。

 

記憶は感情と結びついているので、楽しい思い出は喜びや懐かしさ、安心などプラスの感情を引き出してくれます。

 

 

認知症の人が利用する施設に行くと、昭和の歌謡曲が流れていたり、童謡をみんなで歌ったりします。

皆さんの表情は穏やかです。

 

昔よく耳にした音楽によってプラスの感情が生じるからです。

 

 

毎日の介護に追われる家族は、認知症の人の「」だけに注目しがちです。

 

なので、「忘れてしまう」「覚えられない」という困った状況ばかりに目が行き、落胆や怒り、不安などのマイナスの感情が引き起こされるのです。

 

 

認知症になると、日常生活を送る能力は落ちてしまいますが、心の中は豊かな思い出が残っています。

 

認知症の人と一緒に懐かしい「あの頃」を語り合ってみてはいかがでしょう。

 

 

 

 

「思い出で プラスの感情 引き出して」

アイゼン、心の俳句・・・。

低気圧が自律神経を乱す?

昨日、九州北部と四国、中国、近畿の梅雨入りが発表されました。

平年より大幅に遅れ、1951年の統計開始以降、最も遅い梅雨入りだそうです。

 

 

そんな梅雨のこの時期に、肩こりや頭痛、だるさといった体の不調を感じる方が多くいるようです。

 

それは、「次々と通過する低気圧の影響」を受けるからです!

 

 

そこで、新聞に載っていた、ストレッチなどの対処法をご紹介します。

 

 

梅雨時期に起きる、肩こりの改善方法

 

 

首タオルストレッチ

 

①タオルの両端を持ち、耳の下にかける

②斜め上を向き、タオルを引っ張りながら首でタオルを押して30秒

③舌を向いて、同様に30秒

 

 

耳ストレッチ

 

①耳たぶの少し上を水平方向に引っ張り、5~10秒したら離す。

これを数回繰り返す。

みみを上下に動かすのも効果的!

 

②耳たぶの後ろの骨のくぼみ(顎関節)を少し痛くなる程度に強めに30秒押す。

離した時に軽くなっていれば大丈夫!

 

 

 

ストレッチで血行を良くし、少しでも体調良く梅雨を乗り越えられるといいですね!

梅雨時でも熱中症に注意

6月初旬に梅雨入りした東海地方。

 

30度を超える日もあり、家にいても汗ばみます。

 

 

熱中症は暑さが本格化する七月下旬ころと思われがちですが、実は梅雨の時季も注意が必要です。

 

急な暑さに体が慣れていない上、湿度が高くて汗が蒸発しにくく、うまく熱を発散できなくなるためです。

 

熱中症は高温多湿にさらされ、発汗で体温を調節していたのがうまくできなくなり、体に熱がこもることで発症します。

 

 

主な症状は、めまいや頭痛、吐き気、倦怠感などです。

 

重症化すると意識障害やけいれんを起こし、最悪の場合は死に至ります。

 

 

特に、65歳以上の高齢者は注意が必要です。

 

体力が落ちていたり、体温調整機能が下がっていたりして、重症化しやすく回復にも時間がかかるからです。

 

こまめな水分補給を心掛け、部屋の気温や湿度は高すぎないか、服装は適切か、

本人だけでなく周りの人気を配れるといいですね!

 

 

踏み間違え事故が多発

アクセルとブレーキの踏み間違えによる事故が相次いでいます。

 

特に最近は、高齢者の踏み間違えによる事故が多くきかれるようになりました。

 

 

踏み間違えは年齢を問わずに起き得ますが、高齢者は股関節が固くなったり、太ももの筋力が衰えたりすることも、踏み間違えの一因となる恐れがあると、専門家は指摘しています。

 

 

ペダルの踏み換えで使うのは、太ももの筋肉だそうです。

ですが、太ももは筋肉が最も衰えやすい部位で、高齢者は素早く足を持ち上げる動作はしにくくなるといいます。

 

他にも、運転に影響を与える身体的な衰えには、下記ようなものがあります。

 

・視覚機能の低下

・注意力・集中力の低下

・情報処理能力の低下や間違い

・体の柔軟性の低下

・反射神経の鈍化

 

スポーツをする時などは、高齢者自身がこのような自らの衰えを自覚できますが、運転の場合には身体を動かすことが少ないため、実感するのが難しいのかもしれません。

 

 

 

近年は、障害物をセンサーやカメラなどで検知し、緊急時に自動でブレーキをかけるなどの先進安全装置付きの車が増えています。

 

しかし、先進安全装置が付いた車に乗っている人の中には、「衝突被害軽減ブレーキが予期せず作動した・利かなかった」

「急に加速した・減速した」など、想定外の出来事を経験した人もいるようです。

 

 

人生の終盤で、痛ましい事故の加害者になり辛い思いをすることは、高齢者自身にも、その家族にとっても不本意なことです。

 

そういったことを防ぐためにも、運転を続けたいと考えている高齢者には、

自動ブレーキシステム誤発進抑制機能などの安全装置が搭載された車を選ぶのがおすすめです。

 

ですが、センサーが反応しなかったり、感知が遅れたりする恐れもあります。

 

安全装置がついていても、過信する運転は危険!と常に肝に銘じましょう!

 

 

 

「踏み違え 筋力衰え 一因も」

アイゼン、心の俳句・・・。

早めに気づくこと

認知症にはできるだけなりたくない、と考える方は多いかと思います。

 

家族もまた、親や配偶者が認知症になったとは思いたくありません。

 

物忘れが目立ったりしても、家族は「〇〇ができているから大丈夫だろう」「年だから仕方ない」と考えます。

 

つらいことに出合うと心の「否認」が働くからです。

 

心の中で「言い訳」をして病気を認めないのです。

 

でも、それが受診を遅らせ、症状をさらに進ませることになります。

 

 

認知症は進行すると、見えないものが見えるといった「幻覚」、物を盗まれたと思い込むなどの「妄想」、感情をコントロールする力が低下して怒りっぽくなる、などの症状が現れます。

 

 

症状が目立つようになってくると、本人に症状への自覚が乏しくなり、受診に抵抗するようになります。

 

何とか受診できた時には、手に負えないほどに悪化していることも多いのです。

 

 

自分で日常生活ができるうちに病気に気づけば、進行を抑える薬を飲めますし、脳を刺激する活動に参加できます。

 

早くから介護サービスと関わることで、介護拒否といった事態も避けられます。

 

 

介護する家族が心に余裕を持つには、なるべく早く認知症を見つけることが肝心なのです。

 

自覚がある時は、本人も家族も「認知症ではない」と言い訳せず、専門医を受診しましょう。

 

 

「否認せず 早めの受診で 対応を」

アイゼン、心の俳句・・・。

認知症対策の数値目標を取りやめに

5月19日のブロでご紹介した、認知症対策の新大綱に盛り込む予定だった「予防」に関する初の数値目標。

 

政府は6月3日、この初の数値目標を取りやめる方針を固めたそうです。

 

 

5月公表の素案には、「70代の発症を10年間で1歳遅らせる」と明記していました。

 

しかし、認知症の関係団体や与党内から認知症になった人は努力不足という新たな偏見が生まれる」として反発が相次ぎ、方針転換したようです。

 

 

予防に関する科学的根拠が不十分の中、どうやって予防の目標を立てるのか?

 

数値目標だけ独り歩きするこを心配しておりました・・・

 

 

運動や生活習慣の予防、人との交流といった認知症の発症を遅らせる可能性が示唆される取り組みを推進し、「結果として、70歳代の発症を10年間で1歳遅らせることを目指す」

 

とトーンダウンさせたようです。

 

 

相手の今も昔も受け入れる

認知症の親を介護していると、このまま症状が進むと、親の様子がどう変わっていくのかが分からず、不安が大きくなっていく方も多いようです。

 

親が目の前にいるのに、かつての親はいなくなっている・・・。

 

このような状況をアメリカの心理学者のポーリン・ボス博士は、「あいまいな喪失」と呼びました。

 

死別など明らかな「喪失」とは違い、相手が身体的に存在しているけれど、心理的には存在しない、という状況です。

 

「喪失」という事実があいまいだからこそ、未来への不安が強く、気持ちを切り替えて前に進むことが難しいのです。

 

 

認知症の人を介護する家族は、この「あいまいな喪失」に対応していく必要があります。

 

大切なのは、あいまいさを受け入れることです。

 

「〇か△か」とはっきりさせるのではなく、「〇も△も」と考えるのです。

 

例えば、「介護か仕事」とどちらかを選ぼうとするのではなく、「介護も仕事も」ととらえる。

 

「怒る母を穏やかな母に変えよう」ではなく、「母は怒る時も、穏やかな時もある」と考える。

 

そして、介護する自分自身のことを「優しいばかりではなく、怒ることもある」と思うことです。

 

 

つまりは全てを受け入れることになります。

 

 

昔の健康な状態に戻って欲しくて必死になりがちですが、昔も今も自分の大切な家族なんだと思うことが大切です。

 

 

 

「相手への 今も昔も 受け入れる」

アイゼン、心の俳句・・・。

やる気を引き出す

今日も暑くなりそうですね。

運動会の学校も多いと聞きますので、どうか体調管理に気を付けてくださいね。

 

 

さて、病気などで体や脳の機能が低下すると、その後も家に閉じこもりがちになる高齢者は少なくありません。

 

出かける意欲を取り戻してもらうには、どうすればいいのでしょう?

 

 

脳卒中や事故などによって脳の機能が著しく障害を受ける「高次脳機能障害」の後遺症によって、外出するのに今までの何倍も時間がかかったり、一人で外出できなくなったり、話したい言葉がうまくでてこなかったりすると、「みっともない自分の姿を近所の人に見られたくない」と自宅にこもりがちになってしまう方もいます。

 

要介護認定を受けられず、デイサービスに通えなく、家族には、仕事と家事、介護という負担がのしかかります。

 

 

そんな時家族は、「これがしたい」「これが食べたい」というような小さな声をキャッチできる環境を作れるといいですね。

 

家族が自分の気持ちを大切にしてくれると、不安も少なくなると思います。

 

 

本人が自発的に「何をしたい」と思って日頃から動かないと、体と脳の機能が衰えるものです。

 

ただ、やりたいことが見つからないからといって、強制してはいけません。

 

自分から「やりたい」と言えるような支援が必要です。

 

 

誰もが障害を得て、日常生活や趣味が普通にできなくなる可能性があります。

 

若いころから日常的に、新聞などで介護や医療に関する記事を読み、自分ならどうするか考えておくとよいかもしれませんね。

 

 

 

「小さな事 逃さず実現 やる気でる」

アイゼン、心の俳句・・・。

何歳になっても、一緒に歌を

認知症の親や配偶者の介護は、ストレスを感じることも多いと思いますが、本人も家族も穏やかな気持ちで、楽しい時間を過ごしたいものです。

 

童謡など、共通して知っている歌を一緒に歌うと、お互いの感情が落ち着き、家族としてのを深められることがあるといいます。

 

童謡の良さは、世代を超えて親子でも歌えることです。

 

 

認知症が進んでも古い記憶は残っており、親は幼いころの幸せな時代を思い出せます。

 

子どもは一緒に歌うことで親子の絆を再確認でき、互いに気持ちが安らぐのではないでしょうか。

 

童謡に限らず、同世代の夫婦が共通して知っている歌なども、似た効果がありそうです。

 

本人が知らない歌でも、テンポがゆっくりなら落ち着くかもしれません。

 

 

認知症の人は、相手の表情や声のトーンには敏感の方が多いようです。

 

介護が大変でイライラすることがあっても、穏やかな旋律の歌を一緒に歌えば、自然と声や表情は和らぎます。

 

そうすれば、認知症の人の感情も落ち着き、結果として介護する側も救われそうですね。

 

 

 

「童謡で 家族の絆 再確認」

アイゼン、心の俳句・・・。

認知症対策の数値目標

認知症対策を強化するため、政府は「予防」を重要な柱とした新たな大綱の素案を示しました。

 

認知症の人数を抑制する初の数値目標を導入し、「70代の発症を10年間で1歳遅らせる」と明記しました。

 

数値目標を定め、認知症予防を積極的に進めることで、医療や介護にかかる、社会保障費の抑制につなげるのが狙いのようです。

 

 

根本的な原因究明や治療法が分かっていない中、数値目標が独り歩きしてしまうのが心配ですが・・・

 

 

認知症予防の具体的な取り組みとしては、高齢者が地域で交流できる

・「通いの場」の活用拡大

・市民農園

・公民館など身近な場での体操や教育講座

 

などの場を最大限活用することを挙げました。

 

 

 

 

高齢になればなるほど、生活に支障が出るのは自然の事です。

 

認知症でも希望を持って生きられる社会を作ることに、政策の軸を置いてほしいものです。

 

 

「認知症 対策強化を 数値化し」

アイゼン、心の俳句・・・。

認知症?肝性脳症かも?

高齢者が物忘れをするようになると、認知症を疑いがちではないでしょうか?

 

ところが、認知症の治療をしても改善しないことがあります。

 

こうした場合、肝機能低下が招く合併症「肝性脳症」の可能性もあるようです。

 

症状の一部が認知症と似ており、混同しやすいのだと専門医はいいます。

 

 

肝性脳症とは?

 

主に、肝臓が持つアンモニアの解毒機能が衰えることで起きる。

 

 

体に有害なアンモニアは、腸で食事中のタンパク質が分解される際に発生します。

肝炎が悪化し肝硬変になると、腸から血液で運ばれてきたアンモニアが十分解毒されないまま脳に達します。

 

腸からは、機能が低下した肝臓を迂回する血液の流れも生まれるため、さらに血液中のアンモニア濃度が上がり、脳にダメージを与えます。

 

 

 

症状としては、物忘れや昼夜のリズム逆転などに始まり、中程度で幻覚や興奮状態が現れ、重症になると昏睡に至るそうです。

 

初期症状は、認知症やうつ病の症状と似ているため、見過ごされる場合もあります。

 

 

肝性脳症の原因となる肝炎は、認知症と同様、高齢者ほど多い病気です。

 

物忘れの原因の判別がつかない場合、内科で肝機能検査を考えてみてもいいかもしれません。

 

 

「認知症? 肝性脳症 疑いあり」

アイゼン、心の俳句・・・。

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